陥入爪の腫れや痛みを放置していると悪循環に…?
足の爪まわりの痛みでお困りではありませんか?
陥入爪は、爪が皮膚に食い込んで起こる症状です。
食い込んだ場所で炎症が起こると、腫れて痛みを伴うことが多く、普通に歩くことすらつらくなってしまうケースもあります。
そのうち治るだろうと放置していると、悪循環に陥る可能性があるので油断は禁物です。
では、陥入爪を放っておくと、どのようなことが起こるのでしょうか?
今回は、陥入爪の腫れや痛みを放置していると起こる悪循環についてご紹介します。
陥入爪の腫れは炎症が起きている証拠
陥入爪による腫れは、爪の周りで炎症が起きている証拠です。
爪の周囲で炎症が起きていることから、陥入爪のことを爪囲炎ともいいます。
巻き爪は爪が内側に向かって丸く食い込んでしまうため、爪と皮膚の境目の溝が深くなる傾向があります。
巻き爪になると、巻いた爪を必要以上に切りすぎて、深爪になることが多いようです。
深爪は陥入爪の主な原因の一つです。
また、爪の端がとげのように皮膚に刺さり、皮膚を傷つけてしまうこともあります。
これもまた陥入爪の原因となります。
深爪や皮膚の傷から細菌が侵入して炎症を起こすと、陥入爪になり腫れてしまうことがあるのです。
放置すると炎症が悪化して悪循環に陥る可能性も
陥入爪をそのまま放置してしまうと、炎症が悪化して、さらなる悪循環に陥る可能性があるため注意が必要です。
巻き爪や深爪によって爪の横が炎症を起こすと、腫れたり痛みを生じたりします。
炎症が悪化すると、さらに腫れも爪の食い込みもひどくなります。
爪の食い込みがひどくなると、炎症はさらに悪化。
化膿したり、肉芽とよばれる赤い肉の盛り上がりができたりして激痛になることも。
「食い込んでいる爪を切れば痛みから解放される」と、ついつい爪を切りたくなってしまいますよね。
しかし、それこそが悪循環に陥るポイント。
爪を深く切れば切るほどさらに爪が食い込み、腫れや痛みもひどくなってしまうので、ここはぐっと切りたい気持ちを抑えて、深爪をしないように注意しましょう。
足に負担をかけると腫れが強くなることもある
足への負担は腫れを悪化させてしまうこともあるので、気を付けなくてはいけません。
足に負担をかける要因としては、つま先の細い靴やヒールの高い靴など、足の指や爪を圧迫するような靴、立ちっぱなしや歩きっぱなしなど、長時間足を使っている状態などが考えられます。
また、瞬間的に足に強い負担がかかるスポーツや、急に体重が増えたときなども要注意。
足への負担が増すことから、陥入爪の腫れがひどくなる可能性があります。
痛みや腫れがあるときは、無理はしないようにしましょう。
自分でなんとかせず、まずは専門家に相談しよう
自分でなんとかしようと思っている間に症状が悪化してしまうこともあるので、自己判断せず、まずは専門家に相談するようにしましょう。
軽症であれば、爪の食い込み部分にコットンを詰めるなどの方法でも改善がみられます。
しかし、ひどくなってから病院に行くと爪を根本から切断して縫合する手術や、切った爪が二度と生えてこないように薬品で焼いてしまうフェノール法などをすすめられることもあるようです。
手術は痛みを伴うものですし、薬品で爪が生えないように処置してしまうと、残っている爪が変形してしまうトラブルが起こる可能性もあります。
十分検討してから治療を受けるようにしましょう。
手術や薬品を使った治療は避けたいという方は、専門院に相談してみてはいかがでしょうか?
巻き爪を矯正することで陥入爪の腫れや痛みも緩和されることが多いので、症状が悪化する前に一度相談してみると良いですね。
痛みを抑えて治療できる場合もある
痛みを抑えながら治療する方法もあります。
陥入爪による腫れや痛みは、巻き爪によって起こるケースがほとんどです。
そのため、巻き爪矯正が痛みを和らげることにつながります。
爪が内側に向かって巻いてしまう巻き爪に悩んでいる方はとても多いといわれていますが、初期のうちはあまり痛みがないため、そのまま何もせず放置してしまいがち。
靴を履くたびに痛くなったり、痛みで歩くことが困難になったりしてから、焦って対策をはじめる方が多いのではないでしょうか?
歩けないほどの痛みや腫れがあるということは、症状がかなり進んでいる状態。すぐにでも専門家に相談することをおすすめします。
とはいえ、やはり痛い治療は嫌ですよね。
痛みを抑えて治療する方法もあるので、できるだけ早く専門家に相談するようにしましょう。
まとめ
陥入爪で皮膚が腫れたり痛みがでたりしているときは、炎症が起きている証拠。
足に負担をかける靴や行動は、陥入爪の腫れや痛みを強くするだけなので、できるだけ避けるようにしましょう。
また、深爪や巻き爪は、陥入爪の腫れや痛みを悪化させる要因です。
自分でなんとかしようとすると、さらに悪循環に陥る可能性があるので要注意。
症状が進まないうちに、専門家に相談することをおすすめします。