陥入爪はなぜ足の親指がなりやすいのか?
たくさんの人を悩ませる陥入爪。
陥入爪は放っておくとどんどん悪くなり、出血や化膿、肉芽形成を引き起こすこともあります。
陥入爪は足の親指が多いとよく言われますが、なぜ足の親指は陥入爪になりやすいのか?その原因とケアについて解説していきます。
足の親指は陥入爪になりやすい?
陥入爪で悩む人は年々増えていると言われています。
大人だけでなく、子供の患者も多いので、老若男女問わずなってしまうのが陥入爪です。
その陥入爪のなかでも特に足の親指は陥入爪になりやすいと言われています。
爪の主な成分はケラチン(タンパク質)で、強度があり固いのが特徴です。
指は爪があることで、外からの刺激から守られています。
足は常に体を支える役割を担っています。
なので、外部からの力も受けやすく、非常に負担がかかりやすい部位です。
そのため異常をきたすことが多く、特に面積も大きく、他の爪に比べて爪の硬さもある親指は陥入爪になりやすいと言えます。
足の親指以外も陥入爪になることがある
また、陥入爪は足の親指以外でも発症することがあります。
陥入爪の発症には、日常生活の習慣が大きく影響すると考えられています。
特に爪の切り方・整え方の影響は大きく、誤った爪の切り方をしている限り、どの 爪が陥入爪になってもおかしくはありません。
また、陥入爪はケガが原因で発症することもあります。爪があるどの指でも、陥入 爪は起こってしまうのです。
陥入爪の原因は深爪が多い
陥入爪の原因は、深爪がとても多いと考えられています。
「爪を切る」ことは、自己流の人が圧倒的に多く、爪の切り方を変えるだけで、ある程度陥入爪を予防することができるといわれています。
爪の白い部分を全てカットするのは、深爪になるので、止めるようにしましょ う。
爪の白い部分に適度な長さがあることは、指を守ることにもつながります。
爪の成長が阻まれ厚くなる
深爪にしてしまうと、爪の成長が阻まれ、爪が厚くなってしまうということもあります。
深爪にすることで、本来爪に覆われている「軟部組織」が露呈してしまいまい問題が起きます。
それが続くと爪に過度な負担がかかり、陥入爪を発症しやすくしてしまいます。
ですので痛いからと言って切りすぎるのはNGです。
その場合はテーピングやコットンで痛みを防ぎましょう。
ただ、痛みにも落とし穴があり、陥入爪は痛みが治れば良くなったと思う方もいっぱいいますが、あくまでテーピングなどにより痛みはある程度抑えれますが痛みを緩和することで陥入爪が治癒することはほぼありません。
なので痛みが緩和できたとしても早めに専門家に相談しましょう。
まとめ
陥入爪は、手足の爪に起こりますが、特に多いのが足の親指です。
足は常に強い負荷がかかる部位であることや、足の親指の爪が固いことなどが、陥入爪が多い要因といえるでしょう。
陥入爪は、指や爪に強い負荷がかかることでも発症しますので、爪がある部位は注意が必要です。
陥入爪になってしまったら、痛いからと爪を切りすぎないようにしましょう。
痛み緩和のためには、コットンやテープ、絆創膏を使った方法があるので、試してみるといいですね。しかし、それで陥入爪が改善することはありません。
陥入爪かも?と思ったら、早めに専門家に相談するようにしましょう。