陥入爪で肉芽ができた時の治療は?手術すべき?

陥入爪
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する、名古屋の巻き爪専門家

爪角が周りの組織に食い込んでしまい、強い痛みや炎症を起こしてしまう陥入爪。

 

陥入爪で悩む人は年々増えているといわれています。

 

陥入爪は肉芽ができるケースがあり、それで悩む人も少なくありません。

 

今回は、陥入爪で肉芽ができた時の治療について、お伝えしたいと思います。

 

陥入爪を放置したり何度もすると肉芽が出ることがある

深爪やサイズの合わない靴を無理して履き続けたこと、ケガなどが原因で発症することが多い陥入爪。

 

特に深爪は、巻き爪や陥入爪の原因になりやすく、爪を正しく切り、爪角を正しく処置することが大切です。

 

陥入爪を放置したり、何度も陥入爪になると、爪角周辺部分に、肉芽が出ることがあります。

 

肉芽が出ると、そこから出血しやすくなるため、靴や靴下を履くことが難しくなることも。

 

足の親指が多いですが、手の指にできることもあります。

 

肉芽が出ると、自力での対処は難しくなり、治療が必要になることがほとんどです。

 

陥入爪でできる肉芽とは?

陥入爪でできてしまう肉芽は、毛細血管拡張性肉芽種(化膿性肉芽腫)で、陥入爪の横の組織が盛り上がっている状態です。

 

陥入爪の炎症が続いた影響による変化であり、多くの場合は治療が必要になります。

 

肉芽は、出血しやすく、組織から汁が出ることも。

 

組織から汁が出るようになると、周囲の組織に「ただれ」が起きてしまい、その影響を受けて爪がさらに柔らかくなり、変形を起こしやすくなってしまいます。

 

肉芽ができてしまうと、自然治癒することは困難で、もし治まったとしても、再発してしまう可能性は高いです。

 

肉芽を出さないためには、自己判断せず、早期に適切な対策や治療を受けることが大切。

 

痛みや炎症は我慢せず、すぐに専門家を頼りましょう。

 

参考:https://ayase-hifumi.com/medical/medical04.html

 

陥入爪によって肉芽ができた場合の治療法

陥入爪によって、肉芽が形成された場合の治療法は、どんなものがあるのでしょうか。

 

化膿があり、肉芽も出ている場合は、アクリルガター法の適用が多いとされています。

 

アクリルガター法とは、切り込みを入れた柔らかいチューブ(点滴用などが多い)で、患部を保護する方法です。

 

チューブは縫合糸や樹脂を使って、固定します。

 

違和感は数日で消え、痛みも徐々に緩和していきます。

 

どうしても痛みが強いという場合は、局部麻酔を使います。

 

アクリルガター法は、肉芽の状態によっては逆効果になるので、専門家による適切な判断が必要です。

 

アクリルガター法で、炎症や痛みを抑えてから、陥入爪自体の矯正や治療を行います。

 

次の項では、陥入爪の矯正や対策法をご紹介しますね。

 

参考:https://oki-hifuka.site/category/ingrown-nail/

 

ワイヤー法

ワイヤー法とは、専用のワイヤーを使い、爪を矯正するものです。

 

爪にワイヤーをひっかけ、ワイヤーの弾力を利用し徐々に爪のカーブを整えます。

 

ワイヤーは、爪に負担をかけないよう使用します。

 

一人一人の爪の形や状態に合わせてワイヤーを調整しますので、どのような爪でも装着できるのが強みです。爪に引っ掛けたワイヤー自体は、樹脂で固定します。

 

矯正期間が長いこと(半年~1年が目安)や、ワイヤーの定期的な付け替えが必要になりますが、爪自体への負荷は少なく、施術に痛みがないことから、選ばれることが多い対策法です。

 

陥入爪に肉芽が出来ている場合は、コットンを患部に入れ、ワイヤーと並行して対策をすることになります。

 

ワイヤー装着の状態で、MRIをすることはできませんので、注意しましょう。

 

また、金属アレルギーをお持ちの方は、施術前に必ず申し出てください。

 

ワイヤー法は、保険適用外のことが多いので、費用面の確認もしっかりするようにしてくださいね。

 

参考:https://sakuranamiki-hifuka.jp/ingrown_nail.html

参考:https://www.chieko-clinic.jp/hifuka/makizume

 

部分抜爪法

部分抜爪法とは、部分的に爪を切除することをいいます。

 

患部を部分的に取り除き、症状を抑えます。

 

陥入爪の組織への食い込み、痛み、炎症が強い場合や、肉芽形成している場合は、部分抜爪法を適用されることが多いです。

 

部分抜爪法は保険適用の治療で、手術になりますので、病院(外科や整形外科、形成外科など)で実施されます。

 

局部麻酔を使用しますが、ほとんどが短時間で終わります。

 

爪の根元から抜爪することが多かったのですが、最近はできるだけ爪を切らずに残そうという方針が増えてきました。

 

術後数日は入浴に制限があったり、傷口のケアが必要になりますが、術後一ヶ月もすれば傷口は回復し、痛みや炎症からも解放されます。

 

陥入爪が両足にある場合や、陥入爪の影響で他の部位まで悪い影響が出ている場合などは、入院が必要になることもあります。

 

参考:https://beauty.hs-c.ne.jp/nail-ope//

 

フェノール法                     

フェノール法は、部分抜爪後、陥入爪の再発防止のためにする対策です。

 

陥入爪を切除しても、爪が伸びると、再び陥入爪を発症する人は意外と多く、その対策で、フェノール法が使われます。

 

フェノールは、タンパク質を腐食させる作用があるので、その性質を利用し、爪の元になる部分に使います。フェノールを使って、爪が生えないようにするのです。

 

フェノール法により、爪は幅がせまくなりますが、陥入爪になる可能性は限りなく少なくなります。

 

難治性の巻き爪や陥入爪に効果があるとされていますが、爪のしての機能が減少してしまうというデメリットもあります。

 

参考:http://www.midorigaokahp.jp/chiryo/makizume.html

 

肉芽部分の治療には液体窒素やガスレーザーが使われることも

肉芽部分の治療には、液体窒素やガスレーザーを用いることがあります。

 

肉芽部分が過剰な場合、液体窒素やガスレーザーを使って、肉芽を縮小させるのです。

 

それから、陥入爪の治療や対策をするというわけです。

 

液体窒素やガスレーザーは、イボやホクロの除去にも用いられますが、液体窒素をあてる時は、痛みがともなうことがほとんどです。

 

液体窒素やガスレーザーを使った治療後は、しばらく通院が必要になります。

 

まとめ

陥入爪で肉芽ができるのは、炎症を放置したり、陥入爪が再発した場合に多いといわれています。

 

肉芽は、爪横の組織が盛り上がったものをいい、肉芽ができると出血しやすく、痛み・炎症ともに強くなって、歩くことや靴を履くことに支障が出るケースがほとんどです。

 

肉芽が出ると、まずはアクリルガター法などで、痛みや炎症の鎮静を図ります。

 

そのあと、陥入爪自体の処置や治療になるケースが多いです。

 

陥入爪は、ワイヤー法により爪の矯正や、部分抜爪法での爪切除などの適用が多いです。

 

陥入爪の再発防止として、フェノール法を行うこともあります。

 

また、肉芽自体が過度の場合は、液体窒素やガスレーザーなどを使って、肉芽縮小をすることも。

 

陥入爪で大切なのは、肉芽が出る前に適切な処置や対策をして、悪化させないこと。

 

悪化させないためには、陥入爪かな?と思ったらすぐに専門家をたずねることが大切です。

 

肉芽が出る前に、しっかりと対策をするようにしましょう。

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋巻き爪フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

元Jリーグトレーナーや同業者も推薦する、名古屋の巻き爪専門院 院長。
皮膚や爪を切ることなく、根本的な原因から巻き爪を解消する施術を行う。
1回で痛みが取れることから、名古屋で巻き爪に悩む人々に人気の施術法となっている。

もっと知る