陥入爪で膿が出た場合の対処法!放置せず受診しよう

陥入爪の対処法など
陥入爪で膿が出た場合の対処法!放置せず受診しよう
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する、名古屋の巻き爪専門家

陥入爪で膿が出た場合の対処法!放置せず受診しよう

巻き爪が進行すると皮膚に刺さって痛みが出てきます。

痛みが出てくる状態を陥入爪と言いますが、最初は歩くときだけ痛むので放置する方も多くいらっしゃいます。

しかし次第に膿が出てきたり悪化することも多いです。
陥入爪で膿が出た場合は、放置してはいけません。早めに受診することをおすすめします。

そこで今回は、陥入爪が悪化するとどのような状態になるのか、すぐに受診できない方のための応急処置などについてご紹介いたします。

陥入爪は膿がでることも

爪が丸まって皮膚に食い込むと傷がついて痛みがでます。

巻き爪と陥入爪の違いは痛みがあるかどうかで、巻き爪と陥入爪は合併して起こることもあります。

陥入爪は靴を履いているときだけでなく、歩いていないときでも痛みが生じます。さらに、陥入爪を放置しておくと悪化して炎症したり膿がでることも。

膿や炎症だけでなく細菌感染することもあり、手術することになる可能性もあるため、陥入爪に気づいたら早めにケアしましょう。

陥入爪で膿が出るのは化膿が進んだ状態

陥入爪になると傷による痛みと同時に皮膚が赤くなったり腫れたりします。
皮膚に傷がつくとブドウ球菌などの細菌が傷口につきや化膿しやすくなります。

細菌を体内に入らせないように、私たちの体は炎症を起こします。細菌から防御するために炎症を起こすと白血球などの死骸がでますが、これが膿です。

そのため陥入爪で膿が出るのは、化膿が進んだ状態ということになります。

さらに、陥入爪の症状が進むと膿がたまり、赤い肉毛である肉芽が盛り上がってきます。

膿や肉芽がある状態になると、痛みを避けて不自然な歩き方になるため、足首や膝、腰など足以外の部分にも負担がかかり体のバランスも崩れます。

 

陥入爪は早めに病院や専門院へ行こう

陥入爪は最初、歩くときに痛むだけなので、放置する方もいらっしゃいます。

しかし先ほどご紹介したように、次第に膿が出てきたり化膿したりすることも珍しくありません。身体全体に悪影響があるので、陥入爪で症状が悪化する前に病院や専門院へ行きましょう。

行くまでの陥入爪の応急処置をご紹介

陥入爪になると膿が出る前に早めに病院などへ行ってほしいところですが、すぐに病院などに行くことができない方は応急処置をしましょう。

膿は除去したほうがいいですが、無理に排泄させすぎると、炎症がひどくなったり、さらに腫れたりする危険があります。

そのため、清潔なコットンやティッシュを膿に抑えるようにあてて、余分な膿を除去してください。陥入爪による膿を除去したら化膿しないように患部を清潔に保ちましょう。

ぬるま湯か水で洗ったら、清潔なタオルやガーゼで水分をふきとります。

さらに、消毒薬があれば塗布して、ガーゼなどを当てておくと余計な汚れもつきませんよ。

膿はまた溜まってくることも多いので、早めにきちんとした処置を受けてください。

放置は駄目!悪化や細菌が侵入する恐れが

陥入爪の膿を放置していても、膿を除去することで出血が治まることもあります。

しかし爪が丸くなっている状態は変わっていないと、再び炎症する可能性は高いです。

陥入爪を放置しておくと痛みや腫れた状態が続き、膿だけでなく見えない場所に感染が広がることも。何回も感染を繰り返すことで化膿性肉芽腫という肉芽が形成されることもあります。

指先の一部の小さな傷と思われるかもしれませんが、放置して血液にも細菌が侵入することで、全身にまわってしまうこともあります。

陥入爪の膿を放置して細菌感染することで組織が壊死し、足を切断することもあります。取り返しのつかない状況になる前に、病院や専門院できちんと対処してくださいね。

膿が出るほど進む前に早めにケアを始めよう

陥入爪は膿が出たり炎症するとまず抗生物質を飲んだり外用薬を使用してそちらの治療からはじめるため、治療に時間がかかります。

膿が出る前から陥入爪のケアをすることで、痛みも少なく短期間で陥入爪を改善することができます。

細菌感染などしていない陥入爪のケアなら、痛くない施術をする巻き爪の専門院など希望に合ったところを選べます。

「爪が丸くなってきた」「爪が足に刺さって痛い」という方は、早めに専門院などに相談して陥入爪のケアを始めてくださいね。

 

まとめ

巻き爪で丸まった爪が皮膚に刺さって傷ができ、痛みが出る陥入爪。陥入爪を放置しておくと炎症したり膿がでることも。

膿だけでなく、炎症を引き起こしたり細菌感染することもあるので、早めに対処しましょう。

陥入爪の症状が進むと膿がたまり赤い肉毛である肉芽が盛り上がってきます。

さらに痛みを避けて歩こうとするため、足首や膝、腰など足以外の部分にも負担がかかり、体のバランスも崩れます。

時間がなくてすぐに行くことができない場合は、清潔なコットンやティッシュを膿に抑えるようにあてて、余分な膿を除去して患部を清潔に保ちましょう。

応急処置でいったん出血が治まることもありますが、爪や足の使い方が変わっていないと再び化膿する可能性は高いです。

爪が丸まって痛みが出始めたら、膿ができる前に病院や専門院へ行きましょう。膿が出る前から陥入爪のケアをすることで、短期間で改善しやすくなります。

傷が大きくなくても爪が丸まってきたり痛みが生じたら早めに専門院などに相談してくださいね。

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・陥入爪の対処法など

・深爪はNG?

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋巻き爪フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

元Jリーグトレーナーや同業者も推薦する、名古屋の巻き爪専門院 院長。
皮膚や爪を切ることなく、根本的な原因から巻き爪を解消する施術を行う。
1回で痛みが取れることから、名古屋で巻き爪に悩む人々に人気の施術法となっている。

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