
深爪NG!陥入爪を防ぐ正しい爪の切り方
今さらですが、正しい爪の切り方をご存じですか?
自己流で爪を切っている方も、意外と多いのではないでしょうか?
間違った爪の切り方をしていると、陥入爪や巻き爪を招くこともあるので注意が必要です。
そこで今回は、正しい爪の切り方をご紹介します。
特に深爪をする癖がある方は、陥入爪を防ぐためにも正しい爪の切り方をマスターしておきましょう。
陥入爪予防のためには深爪になる切り方は絶対NG!
陥入爪を予防するためには、深爪になる爪の切り方を絶対にしないことが大切です。
足の指、特に親指の爪で起こることが多い巻き爪は、爪が正常な状態をキープすることができず、爪の端が内側に向かって巻いてしまうもの。
この巻き爪の端が皮膚に突き刺さることで炎症を起こした状態が陥入爪です。
爪の刺激で炎症を起きている陥入爪は、痛みを伴うことが多く、ばい菌が入ると化膿してしまうこともあります。
さらには炎症を起こした皮膚が腫れて盛り上がり、肉芽ができてしまうケースもあるので注意しましょう。
陥入爪を予防するためには、陥入爪の原因をできるだけ取り除くことが大切です。
巻き爪も原因の一つですが、必ずしも巻き爪だから陥入爪になることはありません。
他にも、深爪や足の指を圧迫するような靴、スポーツなどによる外傷や水虫(爪白癬)なども原因になることがあります。
爪を切るとき、深爪になるくらい短く切らないと気持ちが悪いという方もいるようですが、深爪をしていると陥入爪になることもあるので、絶対にNGです。
炎症がひどくなると、歩けなくなるほどの痛みが生じることもありますので、陥入爪を予防するためにも、深爪をしないように注意しましょう。
正しい切り方!爪の形はスクエアに角を落とさず切る
正しい爪の切り方をご存じですか?
爪を切るときは爪の角を落とさず、形がスクエアになるように切る。これが正しい爪の切り方です。
爪を少しでも長く見せようと先端が細くなるように切ったり、爪の角が引っかからないようにと爪の角を丸く切ったりする方は多いですよね。
また、指の腹から見たとき、爪が全く見えないくらいの深爪が癖になっている方もいるのではないでしょうか?
爪の両端を切り落としてしまう切り方や深爪は、陥入爪や巻き爪を招く要因になるので、おすすめできません。
正しい爪の切り方は、スクエアになるようにカットします。
深爪の方は爪を少し伸ばしてから切りましょう。
まず、爪の先端をまっすぐに切ります。
このとき、爪の角を切り落とさないようにするのがポイントです。
爪の角も切りたくなる方も多いですが、角は残したまま横一直線にカットするようにしましょう。
爪は指先から少し飛び出すくらいの長さでカットするのもポイントです。
短く切りすぎると深爪になってしまうので、少し長めに切ることが大切です。
斜めや丸く切ると内側に丸まりやすくなる
爪を斜めに切ったり、丸く切ったりしてしまうと、内側に向かって丸まりやすくなるので要注意です。
爪はもともと内側に丸まろうという力が働いていますが、足の指に体重がかかることで、丸まろうとする力が抑えられ、平らな状態を保っています。
しかし、爪を斜めに切ってしまったり、先が丸くなるように両サイドを切り落としてしまったりすると、地面からの力を受けた際に力を受け止めることができず、爪は内側に丸まりやすくなってしまうのです。
また、爪を切りすぎることで皮膚が食い込んでしまうと、細菌が入り炎症を起こしやすくなります。
痛みを伴う陥入爪になることもあるので、気を付けましょう。
切った後はやすりをかけて表面を滑らかに
爪を切った後は、やすりをかけて表面が滑らかになるように整えましょう。
爪はスクエアに、角を切り落とさないで切るのが正しい切り方とご紹介しましたが、切りっぱなしにしてしまうのはNGです。
切りっぱなしの爪は先がとがっているため、靴下やストッキングなどに引っかけてしまうだけでなく、皮膚にも刺激を与えてしまいます。
爪専用のやすりを使い、ひっかからないように表面を整えておきましょう。
爪に負担をかけないようにお風呂上りに切るのがおすすめ
爪に負担をかけないためには、お風呂上りに爪を切るのがおすすめです。
入浴中に水分を含んだ爪は、ふやけて柔らかくなるため、乾燥している状態で切るよりも切りやすくなります。
乾燥している状態で爪を切ると、飛んだり割れたりしますよね。
切りすぎて深爪になる可能性もあるので、できるだけ爪に負担の少ない状態で切りましょう。
まとめ
陥入爪は巻き爪の方にも多くみられる症状で、炎症を起こした部分が痛くなり、化膿することもあります。
陥入爪を防ぐためには、爪を正しい方法で切ることも重要です。
爪の正しい切り方は、爪の角は落とさずスクエアに切り、決して深爪をしないこと。
お風呂あがりなど爪が柔らかくなっているタイミングで切り、切りっぱなしにせずやすりを使って整えることも大切です。
もし陥入爪になってしまったら、早めに専門院にご相談ください。