歩き方も巻き爪の原因に?巻き爪になりにくい歩き方!
爪が内側に巻いてしまう「巻き爪」。
実は巻き爪の発症には、歩き方が大きく影響していることをご存じでしょうか?
間違った歩き方をしていると、巻き爪や外反母趾など、足のトラブルを引きおこ
しやすいので注意しなければなりません。
巻き爪を予防するためにも、正しい歩き方を覚えて実践してみましょう。
今回は、巻き爪の原因や予防方法とあわせて、正しい歩き方について詳しく解説 いたします。
巻き爪の原因は歩き方にもあった
巻き爪には、足に合わない靴や深爪、肥満などいくつかの原因がありますが、歩き方も爪が巻くのに大きく影響しています。
もともと爪には巻こうとする性質があり、それを抑える働きをしているのが、歩 くときに指にかかる上向きの力なのです。
きちんと正しい歩き方をしていれば、歩くたびに地面からの力が足指に働くの で、爪が巻こうとする力と釣り合って巻き爪は防げます。
ところが、足指を使わずに足裏全体をつけてペタペタ歩いたり、浮指になってい
たりすると、地面からの力が足指にかからないため、爪が巻きやすくなってしまうのです。
巻き爪を予防するには、足指をしっかり使う正しい歩き方を身につける必要があ
ります。
巻き爪予防の歩き方
巻き爪を予防・改善するためには、正しい歩き方をマスターするのが一番です。 それでは、正しい歩き方のポイントをご紹介しましょう。
1.真っ直ぐに立つ
正しい歩き方を実践するには、まずは真っ直ぐに立つことが基本。 一番わかりやすいのは、頭と肩、お尻、とくるぶしが一直線になる状態です。
これが真っ直ぐな姿勢だと覚えておきましょう。
歩くときは、この姿勢から膝を伸ばして足を一歩前に出します。
2.スムーズな重心移動がカギ!
正しい歩き方で最も重要なポイントは、重心移動にあります。 真っ直ぐに立った状態から1歩を踏み出したら、かかと付近から着地します。
いきなり足の裏全体をつける歩き方はNGです。
かかと付近からまっすぐと抜けていくように重心を移動させます。
3.親指で地面を蹴り出す
親指のつけ根に重心を移動させたら、最後に親指でしっかりと地面を蹴り出します。
このとき地面から上向きの力が足指にかかり、爪が巻こうとするのを抑えること ができるのです。
まとめ
巻き爪の原因のひとつが、足指を使わない間違った歩き方。
もともと爪には巻こうとする性質があるのですが、歩行時に足指にかかる上向き の力がそれを抑えています。
しかし、靴や靴下で圧迫されて足指がうまく動かせなかったり、浮指になったり すると、上向きの力が働かないため、爪が巻いてしまうのです。
巻き爪を予防するために正しい歩き方を意識して過ごしましょう!