表からは見えないけれど悩んでいる人が多い、足の爪のトラブル。
「巻き爪」もそんなトラブルのひとつです。
巻き爪を放っておくと炎症を起こしたり、痛みに悩まされたりすることも…。
「もしかして巻き爪かも!?」と思ったら、早めに対処することが大切です。
ここでは巻き爪とは何か、巻き爪の症状やタイプ、ケア・予防方法、治療法など、巻き爪についてくわしく解説いたします。
巻き爪とは?
巻き爪とは主に足の爪に起こるトラブルで、爪の端の部分が巻き込んでしまった状態をいいます。
巻いた爪の部分が指に食い込んで炎症を起こし、痛みを伴うこともあります。
また、足指の痛みをかばおうとして姿勢や歩き方が不自然になり、腰や膝など体のほかの部分に支障が出ることもあるので要注意です。
巻き爪とは爪が内側に丸まった状態
巻き爪とは、爪の端が内側に向かって丸まった状態のこと。とくになりやすいのが親指です。
進行すると内側に向かってどんどん丸まっていき、爪同士がくっついて輪のような形に変形してしまうこともあります。
また、変形がすすむと爪が指に食い込んだり、炎症を起こしたりして痛みに悩まされるようになるため、巻き爪に気づいたら放置せずに早めに対処しましょう。
巻き爪の症状について
爪の両端が皮膚に食い込むタイプの巻き爪は、食い込んだ部分の周辺に強い痛みが出やすくなります。
さらに悪化すると炎症を起こして赤くなったり、雑菌が入り膿をもったりすることも。
また、食い込んだ部分に隣接して「肉芽腫(にくげしゅ)」と呼ばれる赤く腫れた組織ができてしまうケースもあります。
巻き爪の初期はとくに自覚症状がない場合もありますが、放置しておくと悪化する可能性があるので、普段から爪を切るときなどに巻き爪になっていないかを確認しておきましょう。
巻き爪のタイプについて
巻き爪には大きくわけて2種類のタイプがあります。
●陥入爪
爪の両端が皮膚に食い込んでいるタイプです。
食い込んだ部分に痛みが生じ、炎症を起こして赤くなったり、肉芽腫ができたりするとさらに痛みがひどくなります。
●弯曲爪
爪の端が内側に巻きこんでいるタイプです。
片側だけの場合や両側の場合があり、進行すると丸まった爪と爪がくっつき円形になることもあります。巻き込まれた皮膚に痛みが生じたり、炎症を起こしたりすることがあります。
参考:https://www.makitsume.com/nail/check/
巻き爪の原因は?
基本的に足の爪には、巻こうとする性質があります。
それを抑えているのが、歩くときに足裏からかかる上向きの力です。
爪が巻こうとする力と、足裏からかかる力が釣り合っていればよいのですが、何らかの理由でバランスが崩れると爪が巻きやすくなります。
1.足指を使わない歩き方
足指を使った正しい歩き方をしていると、爪が巻こうとする力を抑えて平らな爪を保てますが、足指を使わずに歩くと、巻き爪を引き起こしやすくなります。
指先が浮き上がった「浮指」になっていたり、足裏全体をつけてペタペタと歩いたりといった足指を使わない歩き方は、巻き爪だけでなく外反母趾の原因にもなります。
2.足に合わない靴
先の細い靴やハイヒールなど、足指が圧迫されるような靴を履いていると、横からの力が加わり爪も巻きやすくなります。
また靴がきついと歩行時に足指が動かせずに、正しい歩き方ができなくなるので注意しましょう。
3.深爪
深爪をすると、歩行時などに指の裏にかかった力によって爪の先の部分の皮膚が盛り上がってしまいます。
すると爪が皮膚に食い込んだり、盛り上がった皮膚に邪魔されて爪が伸びることができず巻きやすくなったりします。
4. 肥満・妊娠
肥満や妊娠で足の指に肉がつくと、爪が圧迫されて巻きやすくなります。
また、妊娠すると重いお腹を支えるために重心をかかとにかけ、足指を使わずに歩くようになるため爪が巻き込みやすくなります。
参考:https://dr-nail.jp/makidume-cause2/
白癬菌が原因で巻き爪になることもある
白癬菌とは水虫のことで、爪に起こると「爪白癬」という爪の水虫になります。
爪白癬になると爪が分厚くなり、爪の強度が失われて脆くなるため変形しやすく、巻き爪になりやすいのです。
次のような症状が見られるときは、爪白癬の疑いがあるので早めに皮膚科で診てもらいましょう。
・爪が分厚くなる
・白や褐色に濁った爪になる
・爪が脆くボロボロになる
・縦に白黄色の筋が入る
日頃から誤った爪切りをしないように心がけよう
巻き爪にならないように、正しい足の爪の切り方を覚えておきましょう。
既に巻き爪になっている場合は、巻き爪専用の爪切りがおすすめ!
■爪の長さ
深爪すると爪の先の皮膚が盛り上がり、爪が伸びるのを妨げて巻きやすくなります。
指の長さと同じくらいに切りましょう。
■形
爪は四角くなるように真っすぐに切り、角のとがった部分はやすりで軽く整えます。
角を切り落としてしまうと皮膚に食い込み、陥入爪の原因になるので注意しましょう。
参考:https://www.kai-group.com/products/tsumekiri/trouble/makitsume/
巻き爪のケア・予防方法
次のポイントに気をつけて、巻き爪を予防しましょう。
既に巻き爪になっている場合も、進行を抑えるために次の点に注意しましょう。
●正しい歩き方をする
爪が巻こうとするのを抑えるためには、足指を使った歩き方をする必要があります。
(1) 膝をまっすぐ伸ばしたまま片足を前に出し、かかとから着地します
(2)かかとから足裏、指のつけ根へと重心を移動させます
(3)最後に指でしっかり地面を押し出します
先の細い靴や小さ過ぎたり、大き過ぎたりするサイズの合わない靴は避けましょう。爪先に1㎝くらい余裕のあるサイズの靴を選ぶと、足指を使って歩けるようになります。
かかとがきちんとフィットし、甲まわりを調節できる紐靴がベストです。
●正しく爪を切る
深爪しないように気をつけ、指と同じくらいの長さでスクエア型に切りましょう。
参考:https://www.club-dm.jp/novocare_all_in/concierge/concierge1.html
巻き爪の治療はどのように行う?
巻き爪で爪の周囲が腫れて痛みがひどい時や、肉芽腫ができているようなときは、治療を検討してみましょう。
巻き爪の治療法は、「保存的治療」と「外科的治療」があります。
【保存的治療】
1.コットンパッキング法
爪の端が皮膚に食い込んでいる部分にコットンをはさんで食い込みを抑え、痛みを軽減する方法です。爪が伸びるまで続けます。
2.ワイヤー法
●マチワイヤー
爪に穴をあけて弾性ワイヤーを通し、真っすぐに戻ろうとする力を利用して爪を強制します。
●VHO
爪の両端にワイヤーを引っ掛け、中央のワイヤーをねじることで爪を引っ張り矯正します。
3.クリップ法
形状記憶合金でできたクリップを爪に取り付けて矯正する方法で、比較的軽度の巻き爪に適用されます。
【外科的治療法】
「フェノール法」という手術によって、皮膚に食い込んでいる爪の端の部分を細長く切り取ります。
そのあと、切り取った部分の「爪母(爪が生えてくる元の部分)」に「フェノール」を塗り、再び爪が生えてこないようにします。
保存的治療法で効果が出ない場合や、痛みがひどく日常生活に支障が出る場合に行います。
参考:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_28.html#episode1
巻き爪を放置するリスクについて
何も対処せずに巻き爪を放置すると、悪化する可能性が高くなります。
巻き爪が悪化した場合、炎症による痛みのせいで足をかばって不自然な歩き方になり、膝や腰など体のほかの部分に負担がかかってしまうので注意しなければなりません。
また、変形が進むほど治療が難しくなり、時間もかかるので、できるだけ初期のうちに対処することが大切です。
足に合った靴を選んで正しい歩き方や爪切りを心がけ、早めに専門家に相談するようにしましょう。
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さらに、再発を防ぐための3ステップも実践!
1.体全体のバランスを整える
巻き爪を引き起こす一因となっている骨格のゆがみやズレを矯正し、体のバランスを整えることで巻き爪を根本から改善します。
2.マンツーマン足指体操の指導
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名古屋巻き爪フットケア専門院では、痛みをなくすのと同時に、巻き爪を引き起こしている本当の原因を突き止め、原因解消を図ることを重視しています。
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まとめ
「巻き爪」とは爪の端が内側に巻き込んでしまう状態のことで、足指を使わない歩き方や誤った靴選び、深爪、肥満などが原因となっています。
巻き爪を放置すると爪の周囲が炎症を起こしたり、肉芽腫ができたりして痛みが激しくなり、歩行困難や腰痛などをまねくので注意しましょう。
歩き方や靴選び、爪切りなどに気をつけて予防を心がけることが大切ですが、巻き爪がなかなか改善しない、痛くてつらいというときは、「名古屋巻き爪フットケア専門院」をおすすめします。
名古屋巻き爪フットケア専門院では痛くない巻き爪矯正を行っており、1回の施術で巻き爪による痛みをほぼ解消するとともに、体のバランスを整えて根本的な改善へと導いています。
巻き爪にお悩みの方は、ぜひ名古屋巻き爪フットケア専門院にご相談くださいね。