巻き爪の原因は足にはない?足以外の原因とは?
こんにちは!名駅すぐにあります!名古屋フットケア専門院です。
今日は巻き爪の原因は実は足にはない!?考えうる足以外の原因とは?についてやっていきたいと思います。
昔、病院で働いてた時に、よく高齢者の方が怪我をして来院されてました。
高齢者の方達が、実際にどういう怪我で病院にくるかというと、大きな怪我の方は大抵転んで大きなけがをしてしまっています。
その時に骨折しやすい場所って、手首だったり、肩の付け根だったり、腰の付け根だったりしますが、中には転倒して腰のあたりのどこかを打ったって人もいます。
その場合当たり前だけど、腰の周りをレントゲンで撮影しますが、その時に、腰のレントゲンの方を見ると、ちょうど腰と胸の骨の間くらいが、昔折れてたなっていうレントゲン像が映ることがあります。
それをドクターに伝えられると、そんなところ打った覚えもないし、折った覚えもないよってみなさんおっしゃられることが多いです。
実際にそこの場所っていうのは圧迫骨折っていうのが起こりやすい場所で、圧迫骨折ってものすごく痛いんじゃないかってみなさん思いますよね?
でも実際はかなり個人差があって、圧迫骨折えおすることによって、痛みが強くなり入院し、その期間中は広い範囲のギブスで固定しないとたまらないって方もいます。
逆に、最近腰が痛いなって思いながらも過ごしていて、いつのまにか骨がくっついて痛くなくなっているって方も結構いらっしゃいます。
実際にそういう方たちって、自分がいつ折ったかって分かっていないんですね。
結局どういうことかというと、人間っていうのはいつの間にやら骨折とかしていても、気づかない時があります。
例えば、それが巻き爪だったとして、自分がいつ巻き爪になったかってはっきり覚えていますか?
●自分がいつ巻き爪になったか覚えてる?
実際に僕が来院された方を見させてもらうときは、最初のカウンセリングの時に結構いろいろとお話の方を伺わせてもらいます。
カウンセリングってしっかり聞いて教えてもらわないと、どうしてあなたが巻き爪になってしまったのかっていうのがはっきりは分からないので、最初は時間をかけてしっかりとお話の方を伺わせてもらいます。
しかし、カウンセリング中、あなたがいつ巻き爪になったか覚えていますか、って話を聞くと案外明確に言い切れる方ってまずいないんですよ。
じゃあどうなったのって聞くと、「最近ずっと安全靴履いていたからかな?」
っていう人もいれば、「やっぱりヒールが当たってそうすることで巻き爪になっちゃったのかな」とか、「もともと深爪だったんで」とか中には、
「自分のおばあちゃんが巻き爪だったから、遺伝で巻き爪になっちゃった」っていう人もいらっしゃるんですけど、皆さん、やっぱり把握してないなって思います。
だいたいほとんどの方が自分の思っていた原因と違うことが多いのですが、その原因について、どんな原因があってなってしまったのかってやっぱり分からない事が多いですね。
もし、その原因が分かっていれば、巻き爪は悪くなりにくいです。
その後、悩まれた人に巻き爪になってから何か対策しましたか?っていう話をするのですが、ここの対策に大きな落とし穴があります。
●対策が原因を分かりにくくしている・・・かも
巻き爪の対策方法は、実に様々で、例えば、足と足の爪と皮膚の間に綿とかを詰める「コットンパッキング」って方法をされています。
一時的に、爪と皮膚が当たらないように対策されている方がいたりだとか、薬局さんとかに売っている肌色や白色のテープを指に張り付けて、下の方に引っ張ることによって、爪が皮膚に当たらない状態のほうに持っていく方法など、そういった対策をされている方もいます。
これらは実際に巻き爪の痛みに対しての対策方法ではありますが、痛みを一時的にしのぐ方法です。
巻き爪を治す時は原因を特定し、そこに対して対策をしていく中で、巻き爪になっていく基本的なことを知らないと、なかなか良くなりません。
一時しのぎをすることにより、痛みは一時的に紛れますが、そうすることによってどうして痛みが出ていたのかわからなくなってしまう落とし穴があります。
なのでもし、痛みが取れたら、そのときに原因を探る必要がありますが、そのときに爪が巻きやすくなる基本的な要素を知らないと、原因がわかったとしても、また巻き爪を繰り返す可能性が高くなってしまうので、まずは基本的なところを理解する必要があります。
●爪に対する基本的なところ
爪に対する基本的なところですが、基本ってなにをやるにも結構大事なことですよね。
例えば、何かスポーツをやろうとしたときに、ひたすら基礎トレーニングを地味にもやっている方っていうのは、いきなりすぐ良くなるってことはあまりないと思います。
でもしっかり、毎日毎日コツコツと間違いないものを積み重ねることによって、いつの間にかすごい力になっていることが多いです。
実際に、巻き爪に関しても基本的なところさえしっかり押さえれば、突然変になってしまうということは基本を知っているのでまず無いんですね。
基本的に知識が無いってことは、悪くなりやすいです。
例えば、爪の切り方一つにしても結構爪の切り方が間違っている方は多いですね。
爪の切り方っていうのは基本的に、爪と皮膚がだいたい同じくらいの長さになるくらいに真横に爪を切る。っていうのが正しい方法で、だいたい真四角に切ります。
そこに対して、端っこだけをちょっとやすりをかけたりすることによって、靴下だったり、ストッキングが引っ掛かりにくくって爪も巻きにくいって状況を作れるんですね。
そうすることによって、生活する中でも問題が無くなってきます。
そのような形でしっかりと整える事によって、爪っていうのは伸びる進路がしっかりしてきます。そうなると基本的に巻きづらい状態と言えます。
そこから大きく外れてしまうと、例えば、爪と皮膚があったときに爪をすごく深く切ってしまった場合、爪の形に限らず、爪っていうのはもともと、ある程度進路が決まっていたのに、進路がなくなってしまうので、皮膚の方を脱出するときにどこに行けばいいんだろ?分からない?っていう状態になってしまうんですね。
そうなってしまうと、皮膚の方に向かって伸びていったりしまったりだとか、本当に全然違う方向に伸びていってしまうなんてこともあります。
なので、最低限、爪と皮膚の長さについて、爪が皮膚より短い状態っていうのは本当に良くないです。
そこに対して深爪以外でも、例えば山形のように切ってしまった場合は伸びる時に斜めに伸びていこうってする爪が結構出てきてしまいます。
そうなってしまうと、その爪っていうのが皮膚の方を傷つけてしまって、痛みが強く出てしまう可能性があります。
なので、そのリスクを避けるために、まずは爪の切り方に対してしっかりと意識をもってほしいです。
爪を切るときに日本はそもそも爪切り自体が月形というというか丸まっているような爪切りを持っている方が非常に多いです。
あの形というのは爪が伸びる時に巻きやすくなってしまいます。
仮に手であればほぼ大丈夫です。
手だったらネイルとかやっている方ですごく手の爪が巻いている方もいらっしゃいます。
でも手の爪は巻くことによって、結構シュッとしてきますが痛みが出ることは少なく、良いかどうかは分からないですけど、ネイルをやってる女性は手は巻いていた方が良いって方も結構いらっしゃるみたいです。
足の方に関しては、薬局とか100均とか、それこそ今見られているインターネットなどでも真横に切る爪切りっていうのは結構売っています。
もし今、おうちに丸く切れる爪切りしか持っていないのであれば、早めに、真横に切れる爪切りっていうのを手に入れる事をおすすめします。
実際に爪切りじゃなくても、例えば、ニッパーを使ってみるっていうのもすごく使いやすいですが、ニッパーを使う場合の注意点として、ニッパー自体はやすりが付いていないです。
もしニッパーを買われるのであれば、同時にやすりの方を持っていないと、爪の方靴下とかストッキングにひっかかりやすくなってしまうので、気を付けてください。
●じゃあ何が原因だったのか?
爪以外の要因として考えられる事っていうのは本当にいろいろな要因があって、僕が見ている中で多いなって思うところは、歩き方だったりだとか、足の使い方だったりだとか、そもそもの踏ん張り方だったりです。
あとは骨盤の位置がおかしくて、姿勢もおかしいって方も結構いらっしゃいます。
例えば、歩くときに膝が内側にすごい入りこんでいたとします。膝って単純に曲げ伸ばしする動きに関してはめちゃめちゃ強いんです。
よっぽど何かあっても、それだけの動きで痛めるっていうことは本当に少ないです。
でも、膝が内側に入っている状態で、指の先が外側を向いている状態っていうのは、すごくひねっている状態です。
そこに対して、外力や負荷がかかってしまうと、スポーツ選手とかがよく痛める、前十字靭帯っていう靭帯を切ってしまったりだとか、内側側副靭帯っていう靭帯を切ってしまったり、半月板っていうのを痛める可能性もあります。
普段生活している中で、そこまでの大怪我はしないにしても、同じような外力が繰り返すことによって、膝の内側が痛くなる変形性膝関節症になってしまう方が非常にいらっしゃいます。
日本人はこの変形性膝関節症になっている方が多く、この病気になってしまうと、歩くときに、膝のだいたい曲がるところのちょっと下くらいのところが結構痛くなってしまい、歩くときにズキズキ痛くなってしまいます。
つまり、歩くことがおかしくなる事によって、例えば今は、巻き爪のところしか見られていないですけど、長い目で見ると膝が悪くなる可能性も出てきます。
もちろん今のうちはいいです。
だけど、もっと年齢が上がって、70、80代になった時に、膝を痛める可能性が高いのであれば早めにそこの原因を見つけていく必要があります。
また、歩き方じゃなくて、足の使い方がおかしい方っていうのは、結構変な踏ん張り方をしている方が多いです。
普段、歩くときにあまり踏ん張る必要もないですし、立っているときに意図して大きく踏ん張る必要はなく、踏ん張らなくても踵付近で勝手に立てます。
だけど、そこで変な風に踏ん張ることによって、歩くときに指の先の方が上の方に浮いてしまいます。
そうすると、上の方が靴に当たってしまって、例えば指の人差し指とか薬指とか小指とかの方にすごいタコとか魚の目ができてしまっている女性って非常に多いんですね。
これって実際に、靴だけの問題だって思われている方が非常に多いです。
「私はもう10cmも高いようなヒールを履いているから歩くときに足が前の方にずれてしまってぶつかってるんです」とか、「結構おしゃれな靴を履いていると先の方が結構とがっている靴が多いので、歩くときにそこがぶつかって痛いんです」って訴える方も結構いらっしゃいます。
確かにおっしゃる通りに、そういう靴を履いていると、ぶつかりやすくはなります。
でも、その時に、通常の状態で踏ん張らずに歩いている場合っていうのは、そこまでそこにタコとか魚の目とかができる可能性ってそんなにないんですね。
でもその時に変に踏ん張って歩いていると、上の方の部分がぶつかってしまって、そうなることによって、タコとか魚の目とかが出てしまうので注意が必要です。
●まとめ
今回は巻き爪の原因は実は足にはない!?考えうる足以外の原因とは?についてやっていきましたけど、いかがでした?
普段からやっぱり爪しか見てない方って非常に多いです。
中には、お話していく中で、私は最近、ちょっと歩き方が変だから、ひょっとしたら歩き方に問題があるんじゃないかって仰られる方もいらっしゃるんですけども、頭では分かっていたとしても、なかなかやっぱり自分で修正できるものではありません。
それは2つ要因があって、そもそも正常歩行が分からないっていうことと、もう一つは歩くときに巻き爪ですごく食い込んでいると、正常歩行すると爪って正直刺さって痛いんですね。
だけど、異常な歩き方で、例えば爪の方に圧力がかからない歩き方をしていると、痛みは抑えられます。
痛みは抑えられるんだけど、爪の方がどんどん巻いていきます。
なので、これ自体は正直もろ刃の剣です。
一時的に痛みが強くあるからって、そういう歩き方をして痛みを回避するんだったらいいですけど、それがずっと続いてしまうと、さっき言ったような膝の方の方に影響が出てしまったりだとか、他の部分に影響が出てしまいます。
なので、その時に無理をせずに、もし今そういった状態で悩んでいるんであれば、まず一度、専門店とか皮膚科で見てもらう事をお勧めします。
自分でどうしていいか分からなかったり、一人で悩んでいるようであれば、一人で悩まずに気軽にご相談ください。
それでは今回はここまでとなります。ありがとうございました!!