陥入爪は皮膚科で手術しなくても痛みが治まる?
名駅にあります名古屋フットケア専門院です!ウチには普段から足の巻き爪でお悩みに人がいっぱい来院してくださいます。
その中で陥入爪という症状に悩まれている方が中にはいるのですが、この陥入爪!
どういった爪かと言うと、大まかにいうと、使用前のホッチキスの芯のような形をしています。
この陥入爪はパッと正面から見て見ても、見た目だけ見てみると初期の場合、一見そんなに痛みが出なさそうに見えるのですが、実際のところは違って、巻き爪の中でもトップレベルに厄介な巻き方であるタイプなのです。
どうしてかと言うと、爪が鋭角に巻いてしまうことによって皮膚の方に刺さりやすく、そのため、膿や出血を作りやすいとても恐ろしいタイプの巻き爪です。
さらに膿や出血がある状態で適切な処理をせず、酷くなってしまうと、皮膚の状態が著しく悪化してしまったり、皮膚の中で強い炎症を伴ったりしてしまったり、肉芽という出血を含んだプニプニしたものを作ってしまうことがあります。
この肉芽の状態までなってしまうと非常に厄介なもので、特に注意が必要です。
この陥入爪で悩んでいる方は、本当に大まかに分けて2種類の人がいらっしゃいます。
まず、一つ目は手術を受けてから来院される方。
もう一つは手術をされずに来院される方。
お互い、訴えられることは違うのですが、そこに対して実は同じ共通点があるのです。
●手術を受けてから来院される方
ウチに来院される人のなかで多いのが、手術後に経過が思わしくない、もしくは再発されてしまった方。
皮膚科や外科で一番手軽に行われる術として、爪を縦にスパッと切られる部分切除や縦にスパッと切った後に縦に切って、残った爪に対してフェノールという腐食性の液体を塗ることによって、切った側の方向には伸びなくなる(理論上は)フェノール法という方法などがあります。
このような手術を行われた後に来院される方が多いのですが、特に、部分切除後に来院される人は、施術中の痛みを気にされている方が多いです。
なぜなら、部分切除はまあとりあえず切ってみようかという感じで切られている印象が多く、そのためにウチに来た時も同じようにとりあえずといきなり切られるんじゃないかと痛みを心配されている方が多いのです。
もちろん、そんな感じで切っているところばかりでは無いと思いますが、ウチには実際にそのようにお話しされていた方が何人かいらっしゃったので、そういう可能性もあるということは理解しておいて欲しいです。
もちろん良くなることもあるとは思うので、皮膚科や外科などに行く場合は事前にお医者さんに聞かれたときは自分はどうしたいか?しっかりと意見を持っておくことが大切です。
そして、実際にウチでワイヤー矯正をする前にみなさん、
「施術はやはり痛いのですか?」「痛みは何日くらい続くものなのでしょうか?」
など、やはりこう言った痛みを気にされている方が目立ちます。
ウチの施術は基本的に痛みはほぼありません。例外として、ウチに来院されて痛みが出る人は、既に皮膚の方に強い腫れや、炎症を起こしてしまっている場合。
こういった状態の場合は、施術がどうのこうのではなく、普通に外から触っても当然痛いですよね、、、
こういう方は少し痛みが出てしまう場合もありますが、どうしても痛みが怖い場合は、初回は痛みに対する簡単な処置のみで、痛みをなるべく出さないように行い、今後の適切な対処の仕方を伝え、後日改めて状態が落ち着いたタイミングで、ワイヤーなどの施術を行うこともできます。
その痛みを強く気にしている人たちに今回はどうして手術を選択されずウチに来院されたのでしょうか?と聞いてみると、多くの方は
「部分切除自体私の場合は結構痛みが強かったのでもう同じ想いはしたくない」
「手術自体は麻酔が効いていたので痛くなかったのですが、その麻酔がすごく痛かった」
と、痛みを怖がっている方が非常に多いため、どうしても痛みに敏感になってしまうんですね。
●手術をされず来院
手術をされず来院される方々は、とりあえず来てみたって方と色々試したけど自分ではもう限界って来られる人が多い。
手術が嫌でって人は、とにかく痛みが嫌だからって方も多いんだけど、やはり何をしていいか分からないけど、病院に行くのは嫌だし、最近痛みがでるのでどうにかしなければって思い来院される方が多い。
色々試したけどと言う方は、爪の切り方に気をつけて見たり、足の運動を試して見たり、市販で売ってるものを試して見たり、知り合いからこれは巻き爪にいいんじゃないって勧められたものはとりあえずやってみたという方が多い。
でもどれもうまくいかず、例えば、市販されている爪に巻くタイプの矯正道具を使ったもののサイズがあっていなかったり、つけれてもすぐに外れてしまったりという体験されている方が多いです。
そうやって自分であれこれやってみるもののうまくは行かず、そのまま放置した結果、爪の状態が悪くなって、食い込んで痛みが強くなった状態で来院されてしまう。
誰だって自分だけで問題が解決できるのなら解決したいし、できれば、病院専門院には行きたく無い。って気持ちは非常にわかります。
僕だって普段ここだけの話、あまり病院などには行きたく無いタイプ。
やっぱり何されるのか分からないのって怖いし、めんどくさいっていうのもあります。
ほっといても根拠はないけど、なんとなく良くならないかなぁって思うときはあります。だけど、酷くなるのが可能性として高そうならその時点で行くのがやはりベストだと思う。
自分の経験上、問題があって自分で解決できなかった場合、そのまま放っておくと、だいたい良い方向に進んだ試しがないです。
大抵、悪い方向に行ってから「あのときやっておけばよかったなぁ」と後悔してしまい、そうなった状態では自分だけでは解決できない状態になっている場合があります。
そうしたときは申し訳ないのですが、知り合いや家族に手伝ってもらい、解決することもあるので、やはり自分で解決できない問題であれば、問題を先延ばしにするのでは無く、自分以外で、そこに対して信頼できそうなところに相談するっていうのが大切だと思う。
●結局共通点は何?
お互い状況は違うけど、この悩みを持っている人に共通しているところは「怖いのはいや」「痛いのはいや」「巻き爪で悩んでいる」の3つ。
全部嫌ですよね。もちろん僕も全部嫌です。
なかなか自分が知らない世界に飛び込むのは勇気がいります。
僕も知識がないとやはり、
「これから何をされるんだろう、、、」
「経験したことがないから正直不安だ、、、」
と心配になってしまうことがあります。
また、痛いのは嫌っていうのは間違いないですよね。痛みがあると常に気になってしまうし、何をしていても楽しくない。
いっそ痛みなんてどっかに行っちゃえばいいのに~なんて思うこともあるけど、そこは問題が解決しないと残念ながらなかなか変わらないところが辛いところです。
この巻き爪で悩んでいるのは実はあなただけではなく、かなりの人が悩んでいます。みんなどうしていいか分からない。
とりあえず痛みが治まるのならとコットンパッキングやテーピングなどを行なって一時的にしのぐ方もお見えです。
もちろん痛みが強すぎるのであれば、それらの対処法も非常に有効で心強いのですが、
あくまでも一時しのぎ。
でも、コットンパッキングに関しては、一生やり続けるのであれば、痛みだけならなんとか対処できるかもしれませんが、時間もみんな永遠にあるわけではないので、その方法はあまりお勧めできません。
●陥入爪は皮膚科で手術しなくても痛みが治まる?
痛みに関しては先ほどお話したコットンパッキングが非常に有効です。単純に、爪と皮膚が当たって痛いのなら、そこにクッションを入れてあげるって方法です。
名前がコットンパッキングだから必ずコットンが必要ってわけではなく、正直綿棒の先などでも爪と皮膚の間に入るのであればオッケーです!
やり方のコツとしては、先端だけに入れるのも先の方が当たって痛いって方には有効です。
お勧めはクッションとなるものをこよりのように捻り、そこに水をかけしぼり、それをその状態で、つまようじなど、先が多少尖っているもの(針は刺さる可能性があるので注意!使うなら針の後ろの方)を使い、爪の横から爪と皮膚の間に入れてみてください。
この方法で痛みに関してはかなり軽減することができると思います。
また、手術ではなくしっかりと直したいのであれば矯正施術もお勧めです。
矯正方法は今回は2つお話します。
一つはウチでやっているようなワイヤーによる矯正方法。
ワイヤー矯正の特徴としては市販品とは違い、施術者の能力にもよりますが、様々な形の巻き爪に対応することができ、矯正力自体も非常に強力で、重度の巻き爪から軽度の巻き爪まで幅広く対応できます。
また、つけている最中に特別な制限はなく、違和感もほぼ無いです。
よく、ワイヤーをつけている間はずっと痛いんでしょ?
って勘違いされている方はいますが、ワイヤーをつける前に爪を整えてから持ち上げることが多いので、まず痛みに関してはほぼ無い状態が保てると思います。
ただ、デメリットとしましてはどうしても爪が伸びる間つけないといけないので、ある程度の時間が必要になってしまいます。
もう一つの矯正方法としましてはプレートを使って矯正する方法です。
このプレートは見た目が結構綺麗に見えますが、ちょっと矯正力が弱いのが難点です。
また、こちらも矯正するには爪が伸びてくる時間が必要になりますので、そこもややデメリットになると言えます。
●まとめ
陥入爪は、病院で手術をしないと絶対に痛みが治まらないものではない。と理解していただければと思います。
なので、仮に巻き爪で痛い!どうしよう!ってなったときは、とにかく病院へではなく冷静にまずは痛みに対応していただき、そこから色んな選択肢があるので、これなら自分に一番合ってそうだなという選択肢を選んでください。
もし今、巻き爪で悩んでいてどうしたらいいか分からないって方は自分だけで問題を抱えずに相談してくださいね。
それでは、最後まで見てくれてありがとうございます!