放置はNG!巻き爪で化膿してしまったとき
自分なりに巻き爪ケアをしているのに、だんだん痛みがひどくなってきて化膿しているみたいと悩んでいませんか?
巻き爪は、爪が丸まって内側に曲がってしまい、巻き込んだ爪が指の皮膚に食い込んだりするため、歩くたびに痛みが出てしまうこともあります。
それが原因で爪が食い込んだところから化膿してしまったら、それはもう歩くたびに強烈な痛みですよね。
こちらでは、巻き爪で化膿してしまったらどうすればいいのか、どこに行けばいいのか、巻き爪による化膿の応急処置について解説いたします。
巻き爪が悪化すると化膿してしまうことも
痛いと思ったときに巻き爪の対処をせずに、痛くても我慢してしまったりすると、悪化して化膿してしまうこともあります。
化膿とは、傷ついた皮膚から細菌に感染してしまい炎症を起こしている状態です。
浅い傷であれば、本来持っている自然治癒力によって、数日で治ることも多いのです。
しかし、巻き爪が悪化して、爪が皮膚に食い込んで出血しているような状態であれば、爪と皮膚の境目にたまったほこりなどに混ざって、傷口から細菌が侵入しやすく感染してしまうのです。
傷口から細菌が感染したことで、体に入ってきた異物を体外に排出するために体が防御反応を起こすことで、死んだ白血球と体の組織が混ざり合った黄白色の液体が膿なのです。
傷口から黄色い膿のようなものが出ている状態だけが化膿しているのではなく、膿が出ていなくても患部が熱を持っている、赤く腫れあがっているといった症状があればその部分は化膿している可能性があります。
巻き爪による化膿が見られたらどこに行けばいい?
巻き爪による化膿が見られたら、どこに行けばいいのか悩んでしまいますよね。
その場合は、皮膚科や外科、専門院で受診しましょう。
見た目だけで化膿しているのかどうか自分で判断できない場合も、病院もしくは専門院でみてもらいましょう。
巻き爪による化膿の応急処置について
巻き爪が食い込んでしまった化膿は、放置をせず、すぐに対処してもらうことが望ましいと言えます。
しかし、お仕事の都合や家族の都合などで自分だけ我慢してればいいやとどうしても後回しになってしまうこともありますよね。。
そのような場合は、これ以上状態が悪化しないように応急処置を行いましょう。
まずは、清潔にすることが大切なので、化膿した部分やその周辺を清潔な水で洗い流していきましょう。
水で清潔にしたら、清潔なガーゼなどで水気をふき取り、消毒液で化膿したところを消毒します。
拭きとれる膿は拭いても大丈夫ですが、無理に膿を出すと炎症が強くなって腫れがひどくなったりすることもあるため、清潔なティッシュなどで膿を軽く抑えるように拭きとりましょう。
消毒した後は、清潔を保つためにガーゼなどを傷口に当てましょう。
巻き爪による化膿は放置するのはNG!
応急処置をして一時的によくなるとホッとしますが、油断は禁物です。
あくまで一時的に状態が向上しただけで巻き爪が治ったわけではないので、炎症がまた起き化膿してしまう可能性が十分あります。
膿が出ていれば尚のこと、そのまま放置してしまうと、そこからさらに感染が広がったりしてしまうこともあります。
指の爪だからと軽く考えていると、患部が腐って切断しなくてはいけない状態になったり、細菌感染が全身に広がって心臓や肺などさまざまな臓器の機能不全が現れる敗血症につながることも稀にあります。
先ほど紹介した応急処置法も、あくまで症状を一時的に和らげる応急処置です。
巻き爪による傷口が化膿してしまったら、さらに悪化しないように、できるだけ早く放置せず適切な処置を受けましょう。
化膿した場合の治療方法について
膿が出ているということは、巻き爪の状態が悪化している状態でもあります。
巻き込みがひどく皮膚を圧迫していれば痛みも強くなり、皮膚を傷つけられて感染しやすいと考えられるので、病院などの処置としてはまず、爪が皮膚に食い込んで傷つけている部分を処置します。
適切な処置を行ったあと、炎症を抑えるために抗生物質を服用したり、外用薬で治療します。
その後、どうして炎症が起きたかを推測し治療を行います。爪の巻きが強かったり皮膚に伸びてくるときにあたるようだと切除したり矯正をすることもあります。
まとめ
巻き爪で化膿してしまったら、できるだけ傷口を清潔にして早めに皮膚科や外科、専門院で受診しましょう。
化膿部分が治ったとしても、巻き爪が治ったわけではないので、根本的なところから治すことをおすすめします。
巻き爪が悪化しないうちに巻き爪対策を始めれば、強烈な化膿の痛みを経験しなくてよくなる可能性が高まります。
巻き爪が悪化する前に、巻き爪と思ったら早めに専門家などに相談して矯正などで巻き爪を解消しましょう。