陥入爪の手術にかかる費用の目安は?入院は必要?
爪が皮膚に食い込んで痛みが出現する「陥入爪」。
ひどい場合は炎症を起こし膿んでしまったり、歩くのも辛いことも。
このように、陥入爪で痛く辛い思いをしている方も多いといわれています。
重度の陥入爪は手術する場合もあり、今回はその費用や入院について探っていきます。
陥入爪の手術はどのような方法で行われる?
陥入爪の症状が重くなると痛みが増して酷くなり、歩行するにも支障が出たり、腰や肩などの身体にも影響が出てきます。
そうなれば、日常生活にも支障が出てくる可能性もあるので、陥入爪の症状が改善される一つの方法として、手術という選択があります。
手術は「痛い」「入院日数が長いのでは?」など不安に思われる方も多いことでしょう。
できれば手術という選択肢をせずに陥入爪を改善したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、陥入爪の手術はどのような方法で行われるのでしょうか?
実は陥入爪の手術は日帰りで行うことが可能で、今では痛みも麻酔を使用して最小限に抑えることが可能であるといわれています。
次からは、陥入爪の手術の中で主流である「フェノール法」についてお伝えします。
フェノール法
日本で行われている陥入爪の手術の一つとして「フェノール法」というものがあります。
皮膚に食い込んでいる爪を取り除く手術で、処理した爪の根元部分に「フェノール」という薬品を塗布し焼き切るといわれています。
そうすることで、その部分の爪が二度と生えてこないため爪の幅が狭くなるということがあるようです。
様々な方法を用いても改善しなかったり再発したりする場合に、この「フェノール法」を勧められることが多いといわれています。
この「フェノール法」の特徴としては、入院する必要がなく、日帰りできることや手術が短時間で済むという利点があります。
痛みも、麻酔が切れて翌日あたりまで残る可能性もありますが、長引く心配はないといわれています。
しかしデメリットもあり、薬品「フェノール」は組織を腐食させるため、正常な皮膚も腐ってしまうことがあるといわれているので注意が必要です。
陥入爪の手術費用に保険は適用される?
もし陥入爪の手術を行うことをお考えや実際に行うこととなった場合、気になるのは手術にかかる費用ではないでしょうか?
陥入爪の手術費用に保険は適用されるのか?という疑問については、保険は適用されます。
処置費用やこの他に、診察料や処方箋料が必要となってくるといわれています。
具体的には「VHO式矯正法」「弾性ワイヤー法」は保険適用外、「フェノール法」は保険適用となります。
治療方法によっては自費扱いとなりますので注意しましょう。
手術の費用はどれくらい?
では手術費用はどれくらいかかるのでしょうか?
保険3割負担の場合は、片側の指で7,000〜8,000円前後、両側の指で15,000円前後になるといわれています。
また、保険1割負担の場合は、保険3割負担の料金の約1/3で済むようです。
しかしこれらは病院によっても変わってきますので、受診前にご自身で調べておくことが大切です。
入院不要、日帰りで受けられる
陥入爪の手術となると、数日は入院しなくてはいけないのではないか?と心配ですよね。
実は、陥入爪の手術は入院不要であり、日帰りで受けられるといわれています。
手術時間も麻酔が効いて10分程度と短時間で済むため、忙しい方にとって嬉しいですよね。
痛みについては、手術中は麻酔をするため切れると痛みが翌日まで続くこともあるといわれていますが、内服薬などで対処することができます。
陥入爪の手術の注意点
手術後には少量出血の可能性がありますので、患部をよく洗浄することが必要だといわれています。
手術当日からシャワーを浴びることが可能ですので、患部をシャワーのぬるま湯でよく洗い、処方された軟膏を塗り、ガーゼで保護するようにしましょう。
またスポーツもしばらくは控えるようにしましょう。
両足一度にはできない?
陥入爪の手術は、両足一度にすることが可能なのでしょうか?
基本的に片足ずつの手術となり、両足を希望するなら2度に分けて行うこととなるようです。
術後は痛みがある場合もあり、また包帯で圧迫するため、それらの観点から一度に手術を行うことはないようです。
術後もケアが必要
術後は、経過観察が必要なため何度か受診しなければなりませんが、段階的にできることも増えてきます。
スポーツなども順調であれば1ヶ月ほどで処置も終了するといわれています。
しかし、ケアが必要なためそれを怠ると再発の可能性も。
特に履く靴などはよく注意していただき、先端が細い靴は避けるようにすることが大切です。
まとめ
陥入爪の手術で気になる事を今回お伝えしました。
特に手術の費用であったり、入院が必要なのかということは、普段の生活スタイルにも影響を及ぼしかねませんので、事前に知っておいことは大変重要なのではないでしょうか。
痛みがひどい場合は早めに専門機関に相談し、必要に応じて処理することが大切です。
足指に痛みがなく歩行ができるようになるよう、日常生活を快適に送りたいですね。