陥入爪の肉芽はクエン酸で治せる?危険性と再発リスクあり

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陥入爪とは爪の端が皮膚に食い込み、炎症を起こした状態のこと。

 

陥入爪になったら早めに適切な対処をしないと、赤く盛り上がった「肉芽」ができてしまうことがあります。

 

この肉芽ですが、クエン酸で治せると聞いたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

しかし、本当にクエン酸で肉芽を治せるのか、リスクがないのかなど、気になりますよね。

 

そこで今回は、陥入爪の肉芽はクエン酸で治せるのか、肉芽にクエン酸を用いる危険性やリスクについて解説していきたいと思います。

 

なぜクエン酸で陥入爪の肉芽が治せると考えられているの?

陥入爪が悪化すると、爪が食い込んでできた傷口の組織が盛り上がり、ぶよぶよした肉芽ができることがあります。

 

肉芽は化膿している場合もあり、出血しやすく強い痛みを伴います。

 

この肉芽を治せると考えられている成分が、「クエン酸」。

 

クエン酸とは、レモンやオレンジなどの柑橘系の果物、梅干しなどに含まれている、酸味の成分です。

 

なぜ陥入爪による肉芽が、クエン酸で治せると言われているのでしょうか?

 

理由のひとつとして、クエン酸の持つ「古い角質を除去する」効果が関係しているようです。

 

クエン酸には古くなった角質を落として、肌の再生を助ける働きがあるため、洗顔やピーリングなどにも利用されています。

 

クエン酸を水に溶かした液体をコットンに浸して肉芽にあてると、クエン酸が肉芽に作用して、中にたまっている滲出液と呼ばれる液体が出てきます。

 

何日かこれを繰り返すと黒いかさぶたのようにかたまって、肉芽も徐々に小さくなっていき、やがて剥がれ落ちて回復するとされている民間療法です。

 

また、クエン酸には殺菌作用があります。

 

肉芽は陥入爪によってできた傷の部分に生じるため、殺菌効果のあるクエン酸が適していると考えられています。

 

参考:https://montblan9.net/archives/2779

 

クエン酸を塗布すると化学熱傷の危険性あり

クエン酸には、食品添加物としても使われる食用と、薬局などで売っている薬用、掃除に使われる掃除用があります。

 

食用や薬用のクエン酸は純度が高く、ピーリングやクエン酸風呂、リンスなどとして使うことも可能です。

 

肉芽の場合も食用か薬用のクエン酸を使いますが、塗布したときにかなりの痛みを感じる人が多いようです。

 

健康な皮膚であれば、お風呂やピーリングなどでクエン酸を使用しても、しみたり痛くなったりすることも少ないでしょう。

 

しかし、陥入爪による肉芽は爪が食い込んだり、突き刺さったりしてできた傷の部分に生じるもの。

 

肉芽にクエン酸を塗布すると、その成分が傷口を刺激して強い痛みを引きおこしてしまうようです。

 

さらに、繰り返し何度もクエン酸を塗布することで、化学熱傷を引きおこしてしまう可能性も…。

 

化学熱傷とは薬品によるやけどのことで、熱によるやけどのように赤く腫れて痛みを伴います。

 

肉芽を治そうと思ってクエン酸を塗布したはずが、かえって肉芽を悪化させてしまう可能性もあるということを覚えておきましょう。

 

参考:https://www.msdmanuals.com/ja-jp/…/

 

爪や指に甚大な被害が及ぶことも考えられる

ネットでクエン酸による肉芽治療について調べてみると、「かなり痛い」という体験談が多く見られます。

 

そのため、クエン酸を肉芽に塗布したときに痛みがあっても、そういうものだと思って我慢してしまう人も多いのだとか。

 

しかし、これは危険です。

 

陥入爪による肉芽を早く治したい一心で、痛みを我慢してクエン酸治療を続けているうちに、症状を悪化させたり、化学熱傷を引き起こしたりしていることもあるからです。

 

とくに化学熱傷を起こしているときは、適切な治療を行わないと、指や爪にも深刻な被害が及ぶこともあるので気をつけなければなりません。

 

肉芽ができたときは安易にクエン酸治療に手を出さずに、まずは信頼できる専門家に相談してみましょう。

 

また、クエン酸を使用して痛みや症状がひどくなってしまったときは、早めに病院で治療を受けることをおすすめします。

 

参考:

https://www.minimarisuke.com/granuloma/…/

 

参考:

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11101154161

 

クエン酸では肉芽の根本治療にならないため再発リスクも

陥入爪によって肉芽ができるのは、爪が食い込んだり、刺さったりすることによって皮膚が傷つき炎症を起こすから。

 

つまり、肉芽ができているときは、皮膚に突き刺さった爪が隠れている可能性が高くなります。

 

陥入爪の原因でとくに多いのが、深爪と爪の端の切り残し。

 

深爪をすると、歩行時に地面からかかる圧力によって指先が盛り上がるため、真っすぐに伸びようとする爪を妨げてしまい、爪の厚みが増したり、皮膚に食い込んだりするのです。

 

また、爪の端は切りにくいため、わずかに残ってしまうことも多く、その部分の爪が棘のようにとがり、皮膚に突き刺さることがあります。

 

すると、患部が炎症を起こし赤くなって腫れるため、外から見ただけでは爪が突き刺さっていることがわからない場合も多いのです。

 

さらに肉芽ができると、なおさら皮膚に突き刺さっている爪が見えづらくなります。

 

しかし、肉芽の付近に爪棘が隠れていると思った方がよいでしょう。

 

肉芽をしっかり治すには、その原因となっている爪を取り除き、矯正などによって陥入爪を改善していく必要があります。

 

皮膚に食い込んだ爪がそのままでは、たとえクエン酸によって肉芽が改善したとしても、再発のリスクが高くなります。

 

また、自分で爪棘を取り去ることができても、陥入爪がそのままでは根本治療にはなりません。

 

早めに専門家に相談して適切な治療を受けることが、肉芽や陥入爪を治すための一番の近道です。

 

専門家のケアや治療を受けた方が痛みが少ない

肉芽・陥入爪の治療やケアというと、どうしても痛そうなイメージが先行してしまいますよね。

 

「手術で爪を切るしかないと言われそうで、怖くて病院に行けない…」という人も多いのでは?

 

しかし、肉芽や陥入爪を治療する場合、必ずしも手術になるわけではありません。

 

陥入爪や肉芽の症状や進行度も人によって様々なので、病院ではその人の状態にあわせた適切な治療が行われています。

 

治療法によっては必要に応じて局所麻酔も行うので、セルフケアよりも痛みが少なくて済みます。

 

また、陥入爪の改善には痛みのない「巻き爪矯正」という方法もあります。

 

巻き爪矯正とは、ワイヤーやプレートを用いて陥入爪や巻き爪による爪の変形を矯正する方法です。

 

巻き爪矯正は重症化する前に始めた方が、改善しやすくなります。

 

陥入爪に気づいたらクエン酸によるセルフケアに頼らずに、できるだけ早めに専門院に相談しましょう。

 

まとめ

陥入爪が悪化すると患部の炎症が進み、赤く盛り上がった肉芽ができることがあります。

 

肉芽を治すのに役立つと考えられているのが、柑橘類や梅干しなどに含まれている酸味の成分「クエン酸」。

 

水にクエン酸を混ぜたものを肉芽に塗布すると、滲出液が出てきて次第に黒くかたまり、やがて剥がれ落ちて肉芽が改善するという民間療法です。

 

しかし、クエン酸の塗布には痛みが伴うことが多く、何度も繰り返すうちに化学熱傷を起こしてしまうケースも…。

 

肉芽の原因となっている食い込んだ爪を取り除き、陥入爪を改善しない限り根本治療にはならず、再発リスクがあるので注意しましょう。

 

肉芽をきちんと治すには、セルフケアを過信せず、治療を受けることが大切です。

 

また、陥入爪を改善するなら痛みのない「巻き爪矯正」がおすすめ。

 

早く矯正を始めた方が改善しやすいので、陥入爪に気づいたら早めに専門院へ相談してみてくださいね。