爪の縁が皮膚にくい込んで炎症を起こす「陥入爪」。症状が悪化すると強い痛みを伴い、歩くことが困難になるケースも…。
しかし、陥入爪は原因となっている習慣を改めることで、予防や症状の改善が期待できます。
まずは、陥入爪の原因にはどのようなものがあるのかを知っておきましょう。
そこで今回は、陥入爪の原因と正しい対処法について詳しく解説いたします。
陥入爪の原因として多いのは深爪
陥入爪の原因としてもっとも多いのは、深爪です。
深爪といっても、単に爪が短いというだけではなく、爪の切り方も大きくかかわっています。
陥入爪をひき起こしやすいのは、指の形に沿って爪を丸く切る方法。
爪の中央が長く両端が短い、アールを描いた切り方です。
とくに、爪先の白い部分がまったく見えなくなるほど、爪の角を短く切ってしまうと、陥入爪の発症リスクが高くなるので注意しましょう。
正しい爪の切り方は、指と同じくらいの長さのところで、真っすぐに切ることがポイント。爪先の白い部分が残っている方がよいのです。
角のとがった部分は、やすりで軽く整える程度に留めましょう。
参考:https://www.caresoku.com/chiebukuro/2019/10/d-13.html
なぜ深爪が陥入爪を引き起こすの?
では、なぜ深爪が陥入爪を引き起こすのでしょうか?
歩行時に足指で地面を踏みしめると、地面から足指に上向きの力がかかります。
爪が指先のあたりまで伸びていれば、この力を受け止めることができますが、爪が短いと受け止めきれずに指先の肉が盛り上がってしまうのです。
すると、盛り上がった肉に邪魔されて爪が真っ直ぐに伸びることができず、厚みを増したり、皮膚にくい込んだりするようになります。
これが、深爪が陥入爪を引き起こす仕組みです。
切れなかった端の部分がトゲのように食い込む
爪の切り方でもうひとつ、陥入爪の原因となっているのが、爪の端の切り残しです。
爪の角はどうしても切りにくく、爪切りでもその部分だけ残してしまいがち。
とくに陥入爪になりかけで爪が食い込みぎみの場合は、切り残してしまうことが多くなります。
しかし、爪が伸びてくると、切り残した部分がとがったトゲのようになって皮膚に食い込み、陥入爪を引き起こしてしまうのです。
爪の周囲が炎症を起こし腫れると、爪の先が見えなくなり、トゲのような爪が突き刺さっていることに気づかないケースも多く見られます。
また、陥入爪を発症した後、食い込みによる痛みを和らげようと角を短く切ってしまうと、爪が伸びたときにさらに皮膚に食い込んでしまうという悪循環に…。
陥入爪を改善するには、巻き爪矯正などと並行しながら、深爪をやめて適度な爪の長さを保つ必要があります。
食い込みでできた傷で肉芽ができる
爪が皮膚に食い込むと、その部分が炎症を起こして腫れ、痛みを伴うようになります。
さらに陥入爪が悪化すると、食い込みでできた傷が化膿したり、肉芽ができたりして痛みも強くなります。肉芽とは、赤く盛り上がった柔らかい組織のこと。
肉芽は非常に出血しやすく、肉芽から出た汁によって爪の周囲がただれたり、湿ってジュクジュクしたりすることがあります。
肉芽が大きくなると、食い込んだ部分を覆ってしまうことも…。
ここまで症状が進むと痛みも強く、足をかばって歩くようになるため、膝や腰など体のほかの部分の負担も増えてきます。
そのため、陥入爪とあわせて、膝痛や腰痛などの悩みを抱えている方も多いのです。
ハイヒール等の圧迫される靴も陥入爪の原因
深爪のほかに陥入爪の原因となっているのが、足に合わないきつい靴。
パンプスのように先のとがった靴や、ハイヒール、サイズの合わないきつい靴などを履くと、爪が圧迫されて陥入爪を引き起こしやすくなります。
とくにハイヒールのようにかかとの高い靴は、足が前にすべって爪先が強く圧迫されるため、陥入爪や巻き爪になりやすいので、注意する必要があります。
本来、爪には内側に巻きやすい性質があるのですが、歩行時に地面から足指にかかる力によってその性質が抑えられ、平らな状態を保っているのです。
しかし、先のとがった靴やハイヒールなどを履いていると、靴で圧迫されて足指をよく動かせないため、地面からの力が働かなくなってしまいます。
これも陥入爪や巻き爪を発症する原因のひとつです。
陥入爪を防ぐには、靴選びに気をつける必要があります。
靴選びのポイントをご紹介しましょう。
・かかとを包み込み、足をしっかり支えるつくり
・甲まわりが足にフィットしている
・ジャストサイズに調節できる紐靴がおすすめ
・足指を動かせるように、爪先は1.5㎝ほど余裕のあるサイズがベスト
・パンプスを履きたいならスクエアトゥを選ぶ
・ハイヒールはできるだけ避け、どうしても履く場合は短時間にする
・ヒールは3㎝くらいまで
参考:https://maniwa-seikei.com/…/
長時間の歩行や足に負荷のかかるスポーツも陥入爪の原因
そのほかの陥入爪の原因として、長時間の歩行や足に負荷のかかるスポーツがあげられます。長時間歩くと足指に負担がかかり、陥入爪を発症しやすくなります。
とくに悪路を歩く場合や登山などは、爪に過度な負担がかかりやすいので注意しましょう。
また、サッカーやテニス、バスケットボール、テニス、陸上競技などのスポーツも、陥入爪の原因のひとつ。
足指を強打したり、踏ん張ったり、ジャンプしたりするこれらのスポーツは、足指に大きな負荷がかかり、陥入爪になりやすいと言われています。
とくに足に合わない靴を履いてスポーツをしていると、陥入爪の発症リスクが高くなるので要注意です。
歩き方は、巻き爪や陥入爪の発症に大きな影響を与えています。
浮指になっていたり、足裏全体をつけてペタペタ歩いたりなど、足指を踏みしめて歩かないと巻き爪や陥入爪を引き起こしやすくなります。
かかとから着地して、足裏の外側→小指のつけ根→親指のつけ根へと重心を移動させ、最後に足指でしっかり地面を蹴り出すのが正しい歩き方です。
陥入爪を予防するために、普段から正しい歩き方をするように心がけましょう。
陥入爪のことなら名古屋巻き爪フットケア専門院まで
陥入爪の原因解消に努めてみてもなかなか改善しない、痛くて歩くのがつらい…といった陥入爪や巻き爪のお悩みは、名古屋巻き爪フットケア専門院にご相談ください。
名古屋巻き爪フットケア専門院では、ワイヤーを用いた「巻き爪矯正」によって、陥入爪や巻き爪の改善を行っています。
ワイヤーを爪の両端にかけ、中央で巻き上げて固定する、痛みのない矯正方法です。
自然治癒力を活かした矯正方法なので、健康で自然な爪へと改善することができます。
矯正を始めて短期間で、陥入爪による痛みがグンと軽減するのも嬉しいメリット!
矯正1回目で「痛みがほとんどなくなった」、「かなり楽になった」と実感される方も多いのです。
また、名古屋巻き爪フットケア専門院では再発防止対策にも力を入れています。
せっかく矯正によって陥入爪が改善しても、原因を解消しなければ再発してしまう可能性も…。
名古屋巻き爪フットケア専門院では、マンツーマンの足指体操と体の歪みやバランスの調整も行っているので安心です。
陥入爪や巻き爪のことなら、どんなことでもお気軽に名古屋巻き爪フットケア専門院までご相談くださいね。
まとめ
陥入爪の原因でもっとも多いのが、深爪です。
深爪をすると、歩行時に地面からかかる力によって指先が盛り上がるため、爪が真っ直ぐに伸びることができなくなり、皮膚に食い込んで陥入爪を引きおこします。
また、爪の端を切り残すと、角の部分がとがったトゲのようになって皮膚に突き刺さり、炎症や肉芽が生じるので注意しましょう。
そのほかにも、ハイヒールや先のとがった靴、長時間の歩行、スポーツなども陥入爪の原因になっています。
普段から正しい爪の切り方や歩き方、適切な靴選びを心がけ、陥入爪の予防・改善に努めましょう。
陥入爪が発症した場合は、早めに名古屋巻き爪フットケア専門院にご相談ください。当院では、痛くない巻き爪矯正とあわせて、再発防止のケアも行っています。
陥入爪を根本から改善していきたいという方におすすめです。