巻き爪と陥入爪の違いを知って自分の状態を把握しよう
巻き爪が進行すると爪のカーブがきつくなるだけでなく、痛みや出血といった症状も悪化して、靴が履けなくなったり歩けなくなったりします。
皮膚へ刺さるように食い込んでいくため、傷ついて炎症が起きたり化膿したりする点にも注意しなければなりません。
酷くないうちにケアして、進行・悪化をさせないことが大切です。
また巻き爪は、陥入爪を引き起こすこともよくあります。
どちらの場合も状態や程度に応じたケアが求められますが、そのためには、巻き爪と陥入爪の違いをきちんと理解しておく必要があります。
この記事でご説明するので、正しい処置の参考にしてくださいね。
巻き爪と陥入爪の違いについて
巻き爪は爪が変形して丸まった状態になることで、多くは短く切りすぎたり深爪をしたりすることが原因で引き起こされます。
もともと爪には丸まる性質があるものの、通常は反対の力によって支えられて、自然なゆるいカーブの形が維持されています。
しかし、爪が短いとバランスが崩れ、丸まってしまうのですね。
陥入爪は何らかの原因で爪が皮膚に干渉し、ダメージを与えている状態のことを言います。
多くの場合、爪の角などが皮膚に突き刺さり、痛みや出血、炎症、化膿が引き起こされています。
巻き爪と陥入爪は異なる症状
巻き爪と陥入爪は違うもので、症状にも異なる点がいくつかあります。
まず、巻き爪の主の症状は、爪が変形して丸まってしまうことです。
悪化するとどんどん丸まり、指の一部を巻き込む形へと変形します。
陥入爪は、爪が皮膚に干渉して、圧迫といったダメージを与えるものです。
症状が進むにつれて深く食い込み、激しい痛みを生じるようになります。
巻き爪は爪が丸まり食い込む
巻き爪は悪化するにつれて爪の丸まる変形が進行して、皮膚を巻き込むようになる点に注意が必要です。
爪が皮膚に干渉する陥入爪の状態になり、靴に当たったり歩いたりする際に痛みを感じるようになります。
陥入爪は端の部分がトゲのようになり痛む
陥入爪でとくに注意しなければならない点は、爪の切り損ねです。
爪の両側が皮膚に食い込んでいるため切りにくく、そのまま残してしまうことが陥入爪では多く見られます。
爪が伸びるにつれて切り残した爪は皮膚にトゲのように突き刺さり、激しい痛みの原因に。炎症や化膿になる可能性が高い点にも要注意ですよ。
巻き爪と陥入爪は原因は似ている
痛みや出血、炎症、化膿を起こす巻き爪や陥入爪は、どのような原因で引き起こされるのでしょうか?
巻き爪の多くは、切りすぎや深爪が原因と先に書きましたが、陥入爪も間違った爪切りが原因となっているケースが多く見られます。
また、足に対して負担をかけすぎていることも、巻き爪・陥入爪の原因になります。
負荷が大きすぎて支えきれずに、足先に異常が引き起こされるのですね。
合わない靴やハイヒール、つま先が尖ったデザインの靴を履くなどの無理をしていませんか?
また、姿勢や歩き方が悪くても足に過度の負担を強いることになり、巻き爪・陥入爪の原因になります。
どちらも症状の程度に合ったケアを行おう
巻き爪も陥入爪も放置していては症状を良くすることはできず、悪化や進行により状態は酷くなっていってしまいます。
きちんと程度に合ったケアを行って、改善しましょう。
軽症であればどちらも、セルフケアで治すことができますよ。
巻き爪はサポーターやテープを使って、足への負担を軽減することで改善が期待できます。
ワイヤーやクリップと言ったグッズも売られていて、市販の専用グッズを使うのもおすすめですよ。
ドラッグストアなどで入手できるほかネットでも多くの種類が取り扱われているので、探してみてくださいね。
陥入爪は爪が皮膚に食い込まないような処置を行います。
テープで爪の両側の皮膚を広げて固定したり、小さく丸めたコットンを爪と皮膚の間に詰めたりすると、改善が見込めますよ。
コットンは量が多すぎてかえって皮膚にダメージを与えたり、詰めたまま放置して不衛生にしたりしないように気をつけてください。
まとめ
巻き爪も陥入爪も爪の異常で、どちらも同じようなことが原因で引き起こされます。
しかし、症状や対処方法・ケアの仕方には同じ点もあれば異なる点もあるため、間違った処置をしないように注意しなければなりません。
自分の状況をきちんと把握して、適切に対応してくださいね。
専門院への通院も検討して、つらい巻き爪・陥入爪は早く治してしまいましょう。