爪が巻いた状態の巻き爪と、爪の角が皮膚に刺さり炎症を起こした状態の陥入爪。
どちらも別の病態ですが、原因は似通っているところも多いです。
巻き爪や陥入爪になりやすい原因を知っていますか?
原因を取り除くことで、痛みが緩和するかもしれません。
そこで今回は、巻き爪や陥入爪になる原因として多い理由5選をご紹介いたします。
陥入爪や巻き爪になる原因1:いつも深爪をしている
伸びた爪が巻くと指の皮膚に刺さるので痛みが出てきますよね。
痛みをなくすために、爪が当たらないよう深爪にする方もいらっしゃいますが、深爪は巻き爪や陥入爪の原因の一つです。
家庭用の爪切りでは爪の端まできれいに切ることは難しく、端がトゲ状残りやすくなります。このトゲが伸びるときに皮膚にどんどん食い込み、痛みが増していきます。
巻き爪や陥入爪でいつも深爪をしているという方は、まずは爪を伸ばしましょう。
爪の白い部分が少し見える程度が理想で、爪を伸ばすことで巻き爪や陥入爪が改善する方もいらっしゃいます。
爪が切りにくい場合は巻き爪用の爪切りを使うと切りやすいですよ。また、角を丸く切りすぎるのもNGです。
角はやすりなどで整えるくらいにしてください。
参考:https://muyaskinclinic.jp/service/about_tsume/
陥入爪や巻き爪になる原因2:合わない靴を履き続けている
合わない靴も陥入爪や巻き爪になる原因です。
ハイヒールなどの先のとがった靴は、足指が圧迫されて巻き爪や陥入爪になりやすいです。
先のとがった靴で足指が痛くなる方は、履く頻度を減らしましょう。
反対に、足より大きい合わない靴も陥入爪や巻き爪の原因になります。
指先に力を入れて踏ん張ったり、靴の中で足が滑り歩行が安定しないため、指や爪に負担がかかり、巻き爪や陥入爪になるのです。
巻き爪や陥入爪にならないためには足のサイズに合った靴を履いてください。
靴ひもの場合は緩めにせず、履くときに毎回紐をしっかりと締め上げて、足首とかかと部分を固定して履くとつま先に負担が減りますよ。
陥入爪や巻き爪になる原因3:外反母趾を放置している
足の形に合わない靴同様に、外反母趾も足指へ過剰な力がかかるので、巻き爪や陥入爪になりやすいです。
外反母趾になると、歩いているときに地面からの力が親指に加わるうえに、人差し指が上から押すので、指と爪に過剰な力が加わります。
すると爪がまっすぐ伸びることができず、巻き爪や陥入爪になるのです。
外反母趾も骨が変形したり、親指の付け根部分が痛くなったりするので、早めに専門院などで対処しましょう。
陥入爪や巻き爪になる原因4:歩行量が少ない
もともと爪は巻きやすいという性質があります。
歩いたりして地面を踏みしめることで指に力が加わりゆるやかなカーブで保たれているのです。
そのため高齢の方や病気になった方など、歩く機会が減ったために巻き爪や陥入爪になる方もいらっしゃいます。
基本的に巻き爪や陥入爪は足の親指の爪が丸くなることが多いですが、歩行量が少ない方は全部の足指の爪が巻くことも。
そして巻き爪や陥入爪になると、爪が皮膚にあたるので指を浮かして歩きがちなので、爪が巻くスピードが早まります。
運動不足で爪が丸まってきたと感じる方は、いつもより歩く距離を増やしましょう。
参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO57163150U0A320C2000000/
陥入爪や巻き爪になる原因5:つま先に負荷のかかるスポーツ
合わない靴のようにつま先に負荷がかかると陥入爪や巻き爪になりやすいです。
足のサイズにぴったりの靴を履いていても陥入爪や巻き爪になっている方は、つま先に負荷のかかるスポーツをしていませんか?
つま先に負荷のかかるスポーツは意外と多く、サッカーやテニス、バレーボールなどの瞬発力のいるスポーツだけでなく、ウォーキングやランニングも当てはまります。
走ったり止まったりを繰り返すスポーツはつま先への負担が大きくなりがちです。
陥入爪や巻き爪だけれどスポーツを続けたい方は、一度巻き爪の専門院に運動方法などを相談するのもおすすめです。
巻き爪と陥入爪は併発する
巻き爪や陥入爪の症状は似ていますが別の病態です。
巻き爪は、爪が丸まっている状態です。
陥入爪は、丸まった爪が指の皮膚に刺さり、炎症を起こすので痛みがあります。
違う病態の巻き爪と陥入爪ですが併発することもあり、最初は巻き爪だけだった方も陥入爪になることも。
そのため、爪が丸くなっているなと気づいたら早めに巻き爪の専門院に行って対処してくださいね。
参考:http://www.wakako-clinic.jp/14580885353147
まとめ
巻き爪や陥入爪になる原因として多い理由を5つご紹介いたしました。
・深爪をしている
・合わない靴を履き続ける
・外反母趾を放置している
・歩行量が少ない
・つま先に負荷のかかるスポーツをしている
これらが巻き爪や陥入爪になりやすい原因です。
深爪をやめたり、合わない靴を履かないことで巻き爪や陥入爪が改善することもあり、まだ巻き爪になっていない方は予防にもなります。
巻き爪や陥入爪を悪化させないためにも、つま先に負担を与え続けないようにしてください。
そして、巻き爪と陥入爪は別の病態ですが、どちらも放置してつま先に負担を与え続けると悪化することが多いです。
そして、ご自身で原因を取り除いたと思っても、他に原因があることも。
巻き爪や陥入爪の原因がわからない方、悪化している方も巻き爪の専門院に相談してくださいね。