巻き爪・陥入爪のフェノール法とは?

巻き爪の手術
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する、名古屋の巻き爪専門家

巻き爪の治療には多くの選択肢があるので、どの巻き爪治療を選んだらよいのか悩んでしまいますよね。

 

爪のちょっとしたトラブルだから大丈夫と思ってそのままにしておくと、巻き爪の痛みがどんどん強くなって、爪が食い込んで傷ができてしまったところが化膿してしまい、耐えられないほどの痛みになってしまうこともあります。

 

巻き爪の治療方法には選択肢も多いのですが、それぞれ利点、欠点があります。

 

こちらでは、巻き爪治療のフェノール法はどのような治療で、どのような時に選ばれ、どのような利点があるのかについて解説いたします。

 

巻き爪と陥入爪について

爪の形は左右が少し丸くなっていますが、運動不足や歩き方が原因となって、爪の丸みが強くなり爪を支え固定している両側の皮膚に巻き込んで変形してしまい、巻き爪を起こしてしまいます。

 

そのまま放置してしまうと爪が皮膚に食い込み炎症を起こして痛みが生じてしまう場合がありますが、巻きの角度が強くなるほど痛みが強くなるというわけではありません。

 

陥入爪は爪を深く切ってしまったり、合わない靴が原因で爪に強い力が加わることで、爪が皮膚に食い込んで傷ができてしまい、炎症を起こして痛みが強くなってしまいます。

 

爪が食い込んだ部分に肉がもりあがって肉芽腫(にくげしゅ)ができてしまうこともあります。

 

巻き爪の治療には多くの選択肢がある

巻き爪の治療には多くの選択肢があり、「手術療法」と「保存療法」の治療方法があります。

 

保存療法には、VHO法、ワイヤー法、プレート法などがあり、矯正治療だけでも多くの選択肢があります。

 

手術療法には、アクリルチューブを爪と肉芽の間に挿入して、コーティング剤を使って爪に固定するアクリルガター法、爪が生えてくる爪の根元にある爪母(そうぼ)を切除する爪母全切除法などがあります。

 

フェノール法も手術療法のひとつになります。

 

巻き爪治療のフェノール法について

フェノール法とは、麻酔の注射をして食い込んでいる爪の部分を切り取り、フェノールという薬品を使って爪を作っている爪母(そうぼ)を部分的に殺し、巻き込んでいる爪が生えてこないようにする治療法です。

 

保存的治療で治らない場合や再発を繰り返したり、炎症を起こしている場合に適応する手術療法です。

 

フェノール法は日帰りの外来手術で行われることが多く、手術した当日から入浴が可能で、翌日から靴が履けます。

 

手術時間は30分くらいで、手術後、傷が治るまで2週間ほどかかります。

 

保険診療で行えるフェノール法は、3割負担で5200円ほどかかり、通院や投薬も合わせて1万円弱くらいになります。

 

重度の巻き爪の治療として効果が高いフェノール法ですが、再発の可能性もあります。

 

参考:

https://www.shimuraskinclinic.jp/plastic-surgery/phenol.html

参考:

https://fujiidaira-hifuka.com/phenol/

参考:

http://yodonawa-hospital.com/?page_id=4412

 

フェノール法はどのような時に選ばれる?

化膿を繰り返し、薬やテーピングなどの保存治療では炎症がよくならず、ワイヤー法やVHO法などの矯正法を行えない巻き爪に適しています。

 

形状記憶合金を爪に引っかけるワイヤー矯正法であれば、四角く爪を伸ばさないと治療できないので、巻き爪が治るのに時間がかかります。

 

フェノール法は爪が生えてこないので爪の幅が狭くなってしまうという欠点があるのですが、爪の幅が狭くなっても早く炎症を治したい時に選ばれる治療法です。

 

フェノール法の利点

爪の根を取り去る方法で行われていた手術治療は、手術後の痛みが強く、1~2週間ほど靴を履くことが難しく、負担が大きい手術法でした。

 

フェノール法の利点は、他の手術と比べて簡便に行えて術後に安静にする必要がないことで、お仕事が休めない場合におすすめです。

 

皮膚を切って縫わない治療なので、術後の痛みが少なく、手術した日から靴が履けるのです。

 

炎症が起きて感染している巻き爪の場合も施術できます。

 

参考:https://muyaskinclinic.jp/service/tsume_cure03/

 

フェノール法以外の巻き爪治療について

巻き爪の状態により、フェノール法以外の巻き爪治療を選択することもあります。

 

炎症の程度が軽症の場合は、抗生物質の内服とステロイド外用で、肉芽や発赤腫脹部位を治します。

 

軽度の巻き爪の場合は、伸縮性のあるテープで皮膚を引っ張るテーピング法、爪甲の下にコットンを挿入するコットンパッキング法などがあります。

 

その他にも、爪に穴をあけ超弾性ワイヤーを通して矯正する弾性ワイヤー法やVHO法、チューブを挿入するガター法、形状記憶のあるプレートを爪に貼るプレート法など、様々な治療法があります。

 

矯正治療は麻酔が必要ないので、施術時の痛みがないという利点がありますが、それぞれ利点、欠点があります。

 

参考:https://jimbocho-hifu.com/…/

 

まとめ

巻き爪・陥入爪のフェノール法とは手術療法のひとつで、炎症がある場合に効果的な治療ですが、ワイヤー治療などの保存療法よりも痛みを伴い、治るまでに時間がかかってしまいます。

 

巻き爪は悪化するほど矯正に時間がかかってしまいます。

 

早めに巻き爪対策をはじめることで早く治ることにつながりますので、巻き爪かなと思ったら早めに巻き爪の治療をはじめることをおすすめいたします。

 

フェノール法以外にも多くの選択肢がある巻き爪治療ですが、それぞれの治療法には利点と欠点がありますので、自分の巻き爪の状態にあった治療法を専門家に相談して選んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋巻き爪フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

元Jリーグトレーナーや同業者も推薦する、名古屋の巻き爪専門院 院長。
皮膚や爪を切ることなく、根本的な原因から巻き爪を解消する施術を行う。
1回で痛みが取れることから、名古屋で巻き爪に悩む人々に人気の施術法となっている。

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