ひょう疽の主な原因は巻き爪や陥入爪!ひょう疽とは?
巻き爪や陥入爪の周りが赤く腫れあがり、痛みが出ている方。もしかすると、巻き爪が原因のひょう疽かもしれません。
ひょう疽は、細菌に感染している状態なので、放置しているとどんどん悪化します。そのため、ひょう疽は早めの対策が必要です。
そこで今回は「ひょう疽の原因や症状について」や「ひょう疽にならないために巻き爪や陥入爪の方が注意すべきこと」についてご紹介いたします。
巻き爪・陥入爪とは?
巻き爪と陥入爪はどちらも爪の形が変形したものです。
巻き爪は爪が丸まり、陥入爪は爪の端が丸まって食い込んでいる状態です。
巻き爪は基本的に痛みはありませんが、痛くなると感染して、爪囲炎を起こしている可能性が高いです。
そして、爪が変形すると爪の端が指に食い込み傷ができます。傷ができると赤く腫れて、痛みが出ることも。
爪の周りが腫れて痛みがあるときは、化膿性爪囲炎やひょう疽である場合と、陥入爪である場合があります。
素人ではなかなか判断が難しいので、病院や専門院で確認してもらいましょう。
ひょう疽とは?
ひょう疽とは巻き爪などが原因で、爪の周囲にできた小さな傷に細菌が感染して炎症が起こることです。
ひょう疽は巻き爪以外にも、小さな切り傷や指が湿った状態になっていると傷ができたところから感染が起こり、炎症や痛みがでることも。
乳幼児や水仕事をしている方や手が荒れやすい方に多いようです。原因となる菌は、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌や大腸菌などです。
最初は赤く腫れた後に痛みだし、爪の周囲から膿が出る場合もあります。
ひょう疽は陥入爪だけでなく、カビやヘルペスウイルスとも似たような症状を起こすことがあるため、しっかりと診断してもらう必要があります。
ひょう疽の原因は巻き爪や陥入爪
ひょう疽の原因はさまざまありますが、主に巻き爪や陥入爪が原因です。巻き爪は最初は痛みもなく、普通に過ごすことができます。
しかし、どんどん爪に皮膚に食い込んでいき、指に傷ができると痛みが出始め、放置しておくとさらに食い込みがはげしくなります。
巻き爪や陥入爪により傷ができたところに、原因となる細菌が感染するとひょう疽になり、炎症がひどくなり、痛みも増します。
巻き爪に気づいたときに専門院などで、ひょう疽の原因になる傷ができる前に施術することで他の症状も予防できますよ。
ひょう疽の症状
巻き爪や陥入爪がある足の指の周りから赤くなり、次に痛みが出始めます。
ひょう疽を放置しておくと、爪がはがれたり、腕などのリンパ管に沿って炎症がひろがることもあります。さらに、赤い線上のリンパ管炎や蜂窩織炎になることもあります。
ひょう疽の治療方法
ひょう疽は細菌感染が起きているので、抗菌薬を内服します。
うみがある場合は、切開したりしてうみを出すことで、早くよくなり痛みもましになることが多いです。ひょう疽が進行し、痛みが強い方は痛み止めを処方されることもあります。
巻き爪や陥入爪でひょう疽になった方は、先にひょう疽の治療をしましょう。ひょう疽の治療が終わったら、再発を防ぐためにも巻き爪の改善をしてくださいね。
巻き爪やひょう疽の方が注意すべきこととは?
巻き爪やひょう疽の方が注意すべきことは、まずは爪切りです。爪が食い込んで、痛いからと深爪にする方がいらっしゃいますが、これはNGです。
歩くときに足の親指に大きな力がかかりますが、爪があることでこの力に抵抗ができるのです。爪を切りすぎることにより地面からの力に抵抗できずに、指先の肉が盛り上がります。
中央部分が盛り上がるので、爪が丸まりやすくなります。
その巻き爪が伸びてくるときに皮膚に刺さるなどして、陥入爪やひょう疽に繋がりやすくなるので注意してください。
爪は白い部分が1mmほど見えるくらいの長さで切りましょう。爪の角は切りすぎずに整える程度でじゅうぶんです。
また、自分の足の形に合わない靴は巻き爪やひょう疽になりやすいです。
つま先が広めで、爪が圧迫されない靴を履くようにしてくださいね。そして、巻き爪や炎症、痛みに気づいたら早めに専門院に相談しましょう。
早めに対策することにより、巻き爪からひょう疽になるのを予防することもできます。そして、巻き爪が再発しないようにアドバイスもあります。
「痛みがないから大丈夫」と思わずに、爪が変形したらすぐに巻き爪の専門院に行くことが大切です。
まとめ
主に巻き爪や陥入爪が原因により爪の周囲にできた小さな傷に細菌が感染して炎症が起こるひょう疽。
ひょう疽は足の指の周りから赤くなり、次に痛みが出始めます。放置しておくと、爪がはがれたり、腕などのリンパ管に沿って炎症がひろがることも。
ひょう疽になると、薬を内服する必要もあるため、ひょう疽になる前の巻き爪や陥入爪に気づいたときから対策をしましょう。
巻き爪の専門院では、巻き爪改善の施術だけでなく、再発しにくい体づくりのアドバイスもあります。早めの巻き爪対策で、ひょう疽予防をしてくださいね。